画像や映像、音声などのデータを保存する記録メディアの世代交代が加速しています。

業界団体の市場予測では、CDやDVDが早くも下降期に入り、
新世代DVDのブルーレイディスクや半導体の小型メモリーカードが急伸しています。





日本記録メディア工業会では、
フロッピーディスクは記録メディアとしての役割を終えつつある」世界需要予測の発表で宣言しました。

かつては大半のパソコンに駆動装置が搭載されたフロッピーですが、
市場は2011年に3分の1程度に縮小。
そのため、三菱化学メディアは今年度の生産中止を決めました。

一方、ソニーなどが提唱したブルーレイディスクは年率80%から4倍のペースで需要が伸びるようです。

録再機は1980年代に全盛を迎えたビデオデッキのVHSが、2000年代に入りDVDに移行。

さらにブルーレイに変わりつつあります。

つい5年ほど前から普及したDVDでさえ、
09年をピークに減少する
(同工業会)といい、
デジタル時代の技術革新が急速に進んでいます。


VHSとDVDの駆動装置を両方持つ録再機が存在感を高めています。

市場調査会社BCNの道越一郎アナリストによると、
DVD市場に占める「VHS・DVD一体型」が入る製品群のシェアが、
10月に初めて2けたに乗りました。

意外に多いVHS利用者を狙い、
シャープはブルーレイ駆動装置を備えた液晶テレビを売り出しました。
VHSから一足飛びでブルーレイに乗り換える消費者にまとをしぼっています。

東芝は、メモリーカードに使われる
フラッシュメモリー」に社運をかけています。

日立製作所は、
ハードディスク駆動装置(HDD)事業を重視するなど、記録メディアの市場動向は電機大手の経営をも左右します。

需要や技術変化を先読みする力が企業には大切なようです。