最近では、天然素材を混入させる高性能エコタイヤの開発がすすんでいます。

省燃費と同時にグリップ力や耐久性を向上させるタイヤ開発は、
各社独自の技術力で開発しています。






横浜ゴムは、今年7月に新型エコタイヤ
DNAデシベル・スーパーEスペック」を発売しました。

メインの材料は通常のタイヤに使われる石化ゴムではなく、
柑橘類の皮に含まれる
オレンジオイルと呼ばれる油分を天然ゴムと配合してつくった
スーパーナノパワーゴム」という新素材です。

ミカンの皮のオイルというと変に聞こえるが、オレンジオイル自体は植物性の台所用洗剤、美容洗顔フォームなど多くの製品の油脂分として幅広く使われています。

しかし、ユーザーが安全にクルマを走らせられるだけの、
性能とフィーリングをもたせなければいけません。


性能を満たすため、テストのインプレッションをもとに、
カーボンブラック、シリカなどのフィラーと呼ばれる添加物質をさまざまな比率で混ぜたり、
またオレンジオイル以外の天然樹脂を配合したりと、
性能確保のためのチューニングを徹底的に行ったとか。

 
消費者を満足させられるだけの商品に仕立てて発売するまでには、タイヤ設計だけで2年がかかったそうです。

オレンジオイルを使ったバイオ材料、スーパーナノパワーゴムを使ったタイヤは、
今のところハイブリッドカー向けを想定したサイズから展開が始まっています。

今後は、「脱石油」をハイパワーカーの分野にも適用していきたい考えです。

タイヤを交換するだけで、車も乗り心地やハンドルのとりまわしがぜんぜん違ってきます。これからは、タイヤの進化が進化すれば、
いろんな素材の商品が出てきそうで、
期待が高まります。