英スピード製の水着
レーザー・レーサー(LR)」をめぐる問題で、
日本水泳連盟は、
北京五輪の競泳日本代表選手が同連盟と水着の独占供給契約を結んでいる
ミズノ、デサント、アシックスの国内3社以外の水着も着用できることを決めました。
LRを含め選手に選択を任せることになりました。



日本水泳連盟が英スピードのLRの着用解禁を決めたことは、国内3社に大きな痛手となりそうです。

それでも、3社とも本番直前まで改良を継続する考えで、
素材開発などのテクノロジーで先行してきた日本企業のメンツにかけて最後まであきらめるつもりはありません。



北京五輪だけでなく、その先も見据えるのが
ミズノ
昨年5月にスピードとのライセンス契約を解除しミズノブランドの世界進出に乗り出したばかり。

5月30日に発表した改良モデルについても「途中経過に過ぎない」と自信をみせ、
スピードスケートやスキーのジャンプスーツなど応用できる技術はたくさんある。
まだ出していない特殊技術もある
」と明かしています。

2010年度で100億円を目指す水着の売り上げ計画も、
「変更するつもりはまったくない」と、きっぱりと明言しました。


 
デサントは、
スピードに優位性があったことは認めるが、選手を応援するブランドの姿勢を貫く」とし、
今後も代表選手へのサポートに力を入れます。

 
アシックスも、
ジャパン・オープンで試してくれた選手から意見を聞いている。
基本コンセプトは変えずに、素材の面で先入観を取り払って一から見直すなど、ぎりぎりまで開発を続ける
」とし、
開発継続に執念を燃やしています。

各社の売上高全体に占める水着の割合は、
ミズノで3%、
デサントも9%、
アシックスは0・5%
とごくわずかで、
業績や経営への影響は軽微です。

それでも、メーカーにとって技術開発力は生命線でもあり、
これからの巻き返しに注目が集まります。