26年間にわたって毎年12月が来ると街角で人々に現金を渡し続け、
「秘密のサンタ」
(シークレットサンタ)と呼ばれながら今年1月に亡くなった
アメリカのミズーリ州カンザスシティーの実業家の遺志を継ぎ、
このほど新たな「秘密のサンタ」が登場しました。
「秘密のサンタ」を続けてきたのは実業家、
ラリー・スチュワートさん。
昨年末、長い間隠し続けてきた身元を明らかにするとともに、
がんを患っていることを公表し、今年1月、死去しました。
スチュワートさんが手渡した現金の額は計130万ドル(約1億5000万円)に達したそうです。
地元紙によると、
臨終の際に友人の1人がスチュワートさんに、
秘密のサンタ役を引き継ぐと約束。
その誓い通り、このほど新しい
秘密のサンタ
としてカンザスシティーの街角に立ち、
恵まれない人々に現金を手渡しました。
スチュワートさんが秘密のサンタになろうと思い立ったのは、
職を失い、車の中で寝泊まりしていた若いころにさかのぼります。
自暴自棄になっていたスチュワートさんは、
あるレストランでたっぷりと朝食をとった上で、
「財布をなくした」とごまかそうとしました。
すると、そのレストランの経営者が
「あなたが落としたお金に違いない」と、
『 20ドル 』(約2,200円)を差し出したのです。
それで支払いを済ませて外へ出た。
今日はツイてる日だなと思っていたのですが、少し考えてみて、いや違う。
そんなに都合よくお金が落ちているハズがない。
そのお金は彼に恥をかかせてはいけないという
経営者の配慮だったのです。
その後、ケーブルテレビ事業で成功。
それから、お金にも余裕が出てきた
クリスマスの日。
テイクアウトでコーヒーを注文し何気なく店員さんの顔を
見ると元気がない。
そこで、少し考え彼は、チップとして『20ドル』をわたしました。
店員さんはとても感激し何度も何度もお礼を言ってくれました。
それを機会にレストランでの経験を忘れず、クリスマスにはお金を配り続けたのです。
今回の新しい秘密のサンタの身元は明らかにされていませんが、
スチュワートさんと約束を交わした友人以外にも、
趣旨に賛同した複数の篤志家がサンタ役を買って出ているのです。
各地に秘密のサンタが登場するなど、善意は全米に広がりつつあります。
“情けは人のためならず”回りまわって自分に帰る。
という言葉があります。
善意の気持ちで人に与えることでと回りまわって良いことが起きるのです。
善意を与える機会があれば、ぜひ実行に移したいですね。