インターネット上で航空券と宿泊施設を自在に組み合わせて予約・購入できる新しい旅行サービス「ダイナミックパッケージ」が広がっています。



日程や目的地などに制約があるパック旅行に比べ、自宅にいながら深夜でも自分好みのプランを設定でき、料金もほぼパック並みの格安。



ダイナミックパッケージは、ネット上で往復の出発希望日時と出発地、目的地を入力すれば、航空会社とホテルの組み合わせと合計料金が一覧表示され、利用者の好みで選べる仕組みです。




HPから使ってみましたが、確かに条件をいれるだけでまとめて見れるので便利です。





日本企業では05年、住友商事系でネット専業の「グローバルトラベルオンライン」が、海外旅行で最初に導入しました。


世界の主要航空会社が加盟する航空券予約システムを利用するほか、提携ホテルも世界110都市の約1万2500施設に及んでいます。


 

海外旅行では、同じネット専業の楽天トラベルも06年2月に取り扱いを始めたほか、大手でもJTBが今年2月に参入。


近畿日本ツーリストも、今年9月にサービスを始める予定です。


各社は今後、航空券と宿泊施設だけでなく、現地でのレンタカー予約や空港への送迎サービスなども組み込む方針です。
 
ダイナミックパッケージは、旅行会社などにとってもメリットが大きいようです。


パンフレットが不要で、人件費も店舗に比べ格段と低く抑えられるため、割安価格でも収益を確保できます。


ネットを使うので、売れ行きに即応して価格を変動させやすく、航空会社やホテルにも、利用率の向上が期待できるのです。
 

しかし、課題は国内旅行部門で、JTBは05年、楽天は06年に参入しましたが、提携する航空会社は、JTBが日本航空、楽天が全日本空輸と、それぞれ1社のみ。

さらに、JTBでは新幹線の出発地が首都圏に限られます。



JRの予約システムと直接連動していないため、ネット上では乗車券などの予約申し込みまでしかできず、席が確保できたかどうかすぐ分かりません。


本格的なサービス開始からまだ日が浅いことに加え、海外旅行に比べて、航空会社など交通機関の選択肢が少なく、値下げ合戦に発展しやすいことへの警戒も背景にありそうです。
 
「ネットで高額決済することへの抵抗感もある上、店員から直接アドバイスを求める客は依然多い」(大手旅行会社)との声もあり、店頭販売が姿を消すことはなさそうです。


しかし、ダイナミックパッケージの出現で、旅行業界に変化がおきそうな感じがします。