昨日はBBCのサイトのライブ配信で国葬を試聴した。

イギリス王室の威厳、品格、伝統を体現したような厳粛な国葬だった。

コメンタリーでも国民のインタビューでも何度も「女王陛下の70年にも及ぶサービス(奉仕)に敬意を払いたい」というフレーズが出てくる。

生涯をかけて女王陛下は国と国民のために献身的に尽くしたのだと国民は認識している。

国民みんながシンプルに謝意を伝えることのできる最後の機会が国葬だったのだと思う。


日本にも皇室があり、国葬がある。
国民の象徴としての献身的な奉仕、公務に敬意を払うための国葬。

では、今の日本に長年に渡り献身的に無欲に国や国民のために奉仕し、人々の敬意と謝意を一心に集めていると国民に認識されている政治家がいるだろうか?

私は個人的にそんな政治家一人も思い浮かばない。

昨日の国葬を見ていて思った。
2分間の黙祷の際、イギリス中が静まり返ったのだろうと。

国葬は派手な神輿を担ぎたい担ぎ手のための祭りじゃない。
国葬は恩恵を受けた多くの国民が静かに故人への謝意と敬意を払うことのできる最後の機会であり、そのための儀式だ。

国葬反対/賛成なんて騒ぎになってしまったこと自体が故人への冒涜であって、静かに眠らせてあげればいいのにと思う。