セナを偲ぶ | マイセンローズのブログ

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この写真は、熱田さんの写真展に出向いた時のものです。熱田さん勝手に掲載してすみません。
でも、セナの命日を迎えて最初に思い出したのがこの時の熱田さんのトークでした。
当時の心境、セナへの変わらぬ思いを熱田さんが一言ずつ丁寧に語る度に、私の心が共鳴したのを覚えています。
1994年5月1日のイモラ サンマリノGPでの出来事は、当時、現実味が無く、なんだか頭の中がモヤモヤしているうちに、打ち込まれたボディブローが徐々に効いてくるように…「切なさ」「虚しさ」「無念」「悲しさ」の感情が現れて、その後突然 一挙に「計り知れない絶望感」に襲われノックアウトされました。
1988年からずっとセナを追いかけていた私はこれから、何を楽しみに何を目標に生きて行くんだろう?と真剣に悩みました。それから一切F1関係のものは自分の周りから見えないように封印しました。喪失感を抱いたまま、無趣味の人生を歩み続けてきました。セナ没後10年以上経った時、記念のイベントに出向き、セナのマシーンと対面しました。時間が止まったかのように、私はマシーンから離れられなくなっていました。そして、「今のF1を観てみようかな」という気になったのでした。本格的に観始めたのは、2007年のハミルトンのデビューイヤー。凍った心が少しずつ溶けていくように、気持ちがF1に向かって行ったのでした。セナのことがやっと整理がついたんだと思いました。
天国のセナは今年のF1がまだ開催していないなんて、驚いている事でしょう。長いF1の歴史でも類を見ないこの事態が、どうか終息しますように。