兵庫県伊丹市にある東海バネ工業
従業員81名の小さな会社
見事な職人技がある
この技術こそが東海バネの宝
バネ製品の85%は大量生産品
東海バネ大量生産品は作らない
高い技術力が求められる製品ばかりだ!!
だから注文の数は決して多くはない
平均受注 5個
平均価格は5万円だ
多品種微量生産
機械化はできない
職人たちの手作業になる
肝心なところはひとりひとりの頭やハート 経験の中に入れられているのだ
東海バネは
2010年 売上高 約16億円
68期連続黒字継続中

火力 原子力発電所向けは東海バネでないと絶対に作れない

どんな物を求められてもお客様に届ける
作れないバネはない!
利益率は10%
秘密は受注会議にある
発注先からの無理な値下げ要求には応えない
値引きは絶対にしない

「この価格で合わないなら
申し訳ありませんが
どちらかで調達して頂きたい」
営業マンはお詫びを言って帰ってくるらしい
社長 渡辺良機氏
お客様は「高い」と言うものだと
最終的にはトントンにまで値引きして注文をもらうものだと思っていた
お客様の言いなりになっていたらダメ
言い値で買って頂ける
適正な価格で買ってもらえる製品 サービスにしないと絶対にダメ
量産品を作るラインを昭和56年廃棄した
量産品は作らない
独自の品質で勝負
大型バネ製造機開発
開発に4年
150,000,000円を投入
大型バネの需要を取り込んだ
積極的にIT化しネットでバネ一個から購入できる
新規取引先は毎年200社増
個人客も
4,5万かかるというドアノブの破損
中のバネが切れたらシリンダーやキーを全部交換しなくてはならない
バネだけの交換はないようだ
しかし同じバネが東海バネで6300円で作れる
6300円で直るのだ!!
社長、技術者の皆さま方に感謝です

小さなニーズもビジネスに
ここで東海バネの「5ない主義」を教えてやろう
①価格競争をしない
②値引き販売をしない
③大量生産をしない
④納期破りをしない
⑤機械に頼らない
どーだ
渡辺氏
付加価値を高める考えは
コストダウンするより数倍苦しい
作り手が誇りを持てるような製品やサービスを提供しなければならない
量産機のスイッチを押す仕事は
そのオペレーターにとって
果たして誇りに思える仕事なのか
職人たちの誇らしい気持ちをもっと大きくしていこう
誇りを大切にしたモノづくりをしていこうと思うので大量生産しない
これまでの効率至上主義が問われている
省力化と合理化 固定費を抑えるビジネスモデルが最先端と言われてきたが
それがデフレや景気の停滞を生んでるのではないか!?
付加価値が高いモデルの製造業に転換していかなければならないのではないか
製造現場のモノづくりの力が弱っているのは
何もかも規格化 標準化 マニュアル化
それでモノづくりをする風潮が主流だから
標準化やマニュアル化は
「どこでもできる化」「誰でもできる化」
中国や東南アジアでも
これから先の製造業が再び成長路線に乗れるのか?乗れないだろう
東海バネの給料は
同規模の中小企業より
年収約100万円高い
社内独自の技術検定を実施資格は給料に反映される
有給休暇の消化率100%
消化しないと上司の管理監督が不十分だと上司が怒られる
どうしたらモチベーションが上がるのか考えている
世間では「顧客満足度」と声高に叫ばれているが
私は「お客様の満足よりも まず従業員満足」
従業員が満足するから
もっとお客様に喜んでもらおう
お客様に もっと大きな満足をしてもらおうと
いいスパイラルになる
社員の生活や人生を犠牲にする顧客満足は長続きしないと思う