『朝っぱらからとんでもない事件に遭遇しちゃったね。』




「・・・そうだね。」





『走って前の電車に乗ってれば良かったね。』





「・・・そうだね。ってか、どっちみちダムは切符買わなきゃだから走っても間に合わなかったかもよ?」





『・・・んじゃ、朝っぱらからギュッてしたり、あんなことしたりせずにさっさと出発すればよかったね。』




「・・・うるさい、ばかぁ。」





・・・








『あそこから救急車だと、どこに搬送されるんだろうな。無事だといいな。』





「おいら、ああいう場面に遭遇すること多いんだよね。


 前も、格ゲーの前で吐血してる人目撃したし。」





『どんだけだよ・・・』





・・・








『でもまぁ、あれだな。俺・・・何かしらできたよな・・・



 そういう発作持ちの人なら薬とか常備してるだろうし、



 どうにかしなきゃ、誰かが動かなきゃ、って思うんだけど、体が動かなくて・・・』





「あれは・・・しょうがないよ。



 みんな何もできなかったもん。



 ダムのせいじゃないよ・・・」





・・・






『とんでもないデートになりそうだね。』




「うんにゃ、きっと悪いことがあった分いいこともあるよ!」




『そうかなぁ・・・』




「だからね、早く忘れよう!」





・・・