「からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい。」(マタイ10:28)

---

 思うに、現代の多くの人のたましいは、何かに覆われてしまって自分でもわからなくなっているような気がしてならない。
 希代の芸術家である岡本太郎は、「世の中うまくやろうとすると、結局、人の思惑に従い、社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。一応世間体もよく、うまくいくかもしれないが、ほんとうに生きているのではない。流されたままで生きているにすぎない。」(「自分の中に毒を持て」,p.137」)と書いている。
 この、流されて生きているということが、たましいが見えなくなっていることに他ならない。
 人々は富に仕えて神を疎むことを選択し、口座の満たされることを望んでたましいの満たされることを放棄してしまった。
 ほんとうに人を満ち足らせるのがどちらかなのかは明らかで、このことはイエスが「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(マタイ6:33)と言っていることが正にそのとおりなのである。

---

[一版]2020年12月 8日
[二版]2022年 4月29日(本日)

 健やかな一日をお祈りします!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ プロテスタントへ
にほんブログ村