出産に立ち会うべきか否か!?賛否両論あって、
私の場合は、なんだかそういう流れに乗って立ち会ってしまったのだが、
なにも自ら進んで、立ち会いたいと思ったわけではなかった。

助産師の先生が、「オヤジ来い」と強い口調で電話してくるので、
なんとなく行っていただけだった。

茅ヶ崎の山の中にある斎藤助産院さんで、子供たち2人をとりあげていただきました。

斎藤助産院さんのホームページはこちら

斎藤助産師さんは、なんでも元湘南鎌倉病院の産婦人科のカリスマ婦長さんであるらしかった。
当時のわたくしは、この助産師さんにずいぶんと叱られながら過ごしていた。


立会い出産はアリか?ナシか?

立会い出産のメリット・デメリット

会社勤めしていたころの先輩等には、
「あれは立ち会わない方がいいよ~!見ない方がいいよ~!無理ムリに立ち会い出産をしてセックスレスになっちゃった人もいるんだよ~」という話も聞いていたりしてちょっと迷ったりしていた。

どうせ、男がいたって出来ることは何にもないんだし、
やることがあるのは、助産師と医師だけだろうし、
仕事忙しかったし、血を見るのもいやだったし。

今の奥さんと結婚式をあげたときには、
たしか、もうすでにお腹の中に第一子がいて、
妊娠していることに気が付きながらも、
そのままにして病院にも行かなかった。

うちの奥さんは、生まれてこのかた、病院にかかったことが一度もなくて、
医薬を口にしたことも一度もなくて、
どうしても病院に行きたくないということで、
彼女の言うとおりにして過ごしていた。

彼女の母親は、
業界では、「人間の皮をかぶった宇宙人」と言われていて、
「産まれてくるときは、お腹が痛くなるから、分かるのよ!」
「病院にかかる意味がわからないわ?」
という訳で、ウチの奥さんは、未だに一度も通院したことがない。

なにしろ当時は、
仕事が忙しかったし、私もまだ、若くて不安なんてものは全くなかった。

おそらく、妊娠6カ月くらいのときであったろうか?
そろそろ助産院を見つけておこうということで、
方々から、評判をきく助産院さんに電話で問合わせをしたところ、
病院にかかってもいなくて、予定日も分からない人を
診るわけにはいきません的なことをいわれ、皆に断られる始末だった。

そういう訳で、インターネットで助産院を調べて、
電話を掛けまくったが、
どこの助産院さんも病院にかかっていないという理由で断られ、
もうだめだと諦めかけていたころ、やっと、診てくれるという助産院さんに出会った。

助産師さんは、「お産は、病気じゃないから、病院にかかることはないのよ!」
とあっさり返してくるさばさばした、気風のいい人だった。

逗子から、茅ヶ崎の山の中まで、
毎週1回二人で通った。
鎌倉、藤沢あたりの裏道にも詳しくなった。

助産院にいくと、
子供たちがいっぱいいて、助産師さんたちが何人もいて、
面白いお話をイッパイ聞けてたのしかった。

助産師さんの安産の定義なるものがあって、
「痛~いとうずくまって、本人の意識がハッキリしないまま産まれてきてしまったら、それは、難産」「時間がかかって、苦しんでも、本人の意識がはっきりしていて、自分の意志でしっかりと産んだなら、それは安産」ということであった。

妊婦の体重の増加について、
適正な領域があるのですか?と質問をしたときには、
「20kg体重が増加しても、安産なひともいるし、体重の増加がなくても、難産な人もいるし、体重は関係ない!」とキッパリ。

そんな訳で、助産院には私自身、毎週楽しみにして通っていた。
水中出産のVTRを見せてもらった。

妊婦さんの許可を得て、
公開しているということであった。
全然エロさを感じさせない、綺麗な出産であった。

そこで、お勤めの助産師さん曰く、「この水中出産はキレイすぎる。こんなにきれいなお産は通常あり得ない。」確かにキレイで、赤ちゃんが、産道から出てきた瞬間、ヒラリヒラリと泳ぐ映像がのっていて感動だった。」

「出産がこんなにキレイなものだと勘違いしてほしくないので、本当は、この映像を見せたくないと言っていた人もいた。」

「お父さん、最後にエッチした日はいつ?何月何日?思い出せ!」

そんなこと思い出せるはずもない。
助産師さんが、だいたいこんなもんかな!?
と決めた予定日に二人ともピッタリと産まれてきた。

助産師さん、モノスゴイ直観力。

第一子の長女の出産時は、
確か、直前になって、立ち会うようにすすめられて、
ビデオも撮りなさいなんてすすめられて、助産院から藤沢のコンプマートまで、
ビデオカメラを購入しにいったりした。

それなのに、明るいといやだといって、
電気を消してくれということで、真っ暗な中で産んだ。
助産師さんが何度も気をきかせて、電灯をつけてくれたのだが、
どうしても明るいと産む気がしなくなるということで、電灯を消してしまうので、
ビデオ撮影ができなかった。

暗闇で産むって、本能的な行動なんだろうな!?きっと。

長女は、産道をクルクルと廻りながら、
自らの意思で、自らの力で産まれ出てきた。

その時、私は、そばに居ながら、
長女がこんな恰好で、自分の力を使って出てきているのを
観じていた。スゴイと思った。

生まれる瞬間妻がしゃっくりをしていて、
生まれてきた娘もしゃっくりをしていた。
こんなことってあるんですね~。

第二子の長男のときは、
長女のときとずいぶんと趣がちがっていた。

今現在は、二人とも顔はそっくりなのに、
性質や好みは正反対である。

長男は、いきなり産道から頭が見えるくらいまで、出てきて、
また引っ込んでしまった。

最初の陣痛がきてから、
3日後の朝に産まれた。

3日目の朝になって、
突然、助産師さんが、
「お産の神様がおりてきたよー!」
「さあ~、産むよ~」といって

「ほら、産め」「ほら、いきめ」の連続で、
まったく畳み込むようにして、あっという間に産ませてしまった。

見事だと思った。

さんざん、いきませた後、「はい、フェフェフェフェフェと言って」
これは、産道が切れると回復に時間がかかるということで、そう言わせているらしかった。

長男が産まれてから、
助産師さん二人で、
上手い上手い、と手をたたいて喜んでいたりした。

「奥さん子供産むの上手いよ!」

長男の出産時は、
私の会社で、イベントを連日開催している忙しい時期で、
仕事と助産院の往復で3日間まともに寝ていなかった。

「陣痛が収まったから、お父さん少し寝なさい」と言われて、布団借りて妻の横で寝ながら立ち会いをした。

「ほら、お父さん、奥さんの腰のあたりをこうやってなでてあげなさい。」と言われてそうすると、
気持ちがよくないから、助産師さんに代わってくれと言われ、結局やることがなくて、ボーッとして過ごしていた。

やっぱり男がお産の現場にいてもなにもすることがない。

長男は、長女のように、自らの力で出てくるではなく、
妻がいきんでいきんで産んだ。

長男が、まったく、自分の力を使って出てきたわけではないのを、
私は、不思議とそばにいて観じていた。

今、長男の行動を見ていると、
とても聡明で賢いのだが、非常に慎重である。
人のことにもあまり関心を示さないし、
自分が面倒くさいから、親と学校の先生に合わせているようなやつ。

人って産まれたときから、
基本的な性質って変わらないのかな!?