poule au pot












フランスの雌鳥の伝統料理、” プル・オ・ポ ” を作りました。

” プル ” は、フランス語で雌鳥。

” ポ ” は、壷。

お腹の中に肉やハーブなどの詰め物をするので、

雌鳥を壷とみなしてそんな名前が付けられているのでしょうか?

鳥と野菜の煮込みで、その煮込んだスープでリゾットときのこのクリームソースを作りました。



さて、この雌鳥は、家の庭で飼われている4羽のうちの1羽です。

歳とって、玉子を産まなくなり、義両親もそろそろ、鶏を処分したいな・・・と思っているようです。

以前、その処分する話が出たときに、あげるか、食べるかの話になりました。

私達は、二人そろって、食べる~。

義両親と義妹は、飼っていたので食べれんな~と言っていました。


そして、ある夜、義父は、本当に食べるね??と、念を押し、明日決行すると言って去りました。


翌日、市場へ買い物へ出ようとすると、外が生臭い。

もしやと思うと、義父が外の床を洗っていました。

そして、私に肉を手渡すのです。

彼は、少し疲れたような顔でした。


スーパーのように切り身なら食べると言ったので、きれいな切り身になっていました。

作りながら結構量があるな・・・と思い、義父も食べたのか聞いてみると、

自分でさばいたので、口にできないということでした。


なので、私達、丸々食べてしまいました。

夫は、美味しいといって良く食べていました。

私は、ちょっと臭みが気になるし、裏にいた雌鳥ちゃんのことを思うとちょっと・・・複雑でした。