マサル(記)です。
親が地味に嫌いなものは子も大体嫌いになる。
うちの場合、親父がものすごく嫌がるのはウスターソースやケチャップなどのジャンクなソースと生もの、あと川魚(うなぎ嫌い)
母親が手をつけないのは、そばと塩辛。
だったと思う。
あからさまな嫌いなもの、というとすぐに思いつくし、思いつくということは食卓にはあがっていて嫌っているさまを見たことがある、ということ。
当然、ものすごく嫌いなので無理に食べさせようとすると怒る。
まぁ、本人以外の家族は食べるんだし、出てこないわけじゃないのだ。
母親は作るけどちゃんと別のものを用意したりしてカバーする。
他にも嫌いなものではあるけど、食べれなくもないので食べてるケースもある。
そう、出てくるだけまだ良いのだ。
逆に、
全く作らないもの、というのは地味に影響が大きい。
うちの場合、酢の物だ。
親父がすっぱいものは苦手なので、まず強めの酢の物は出てこない。
軽く酸味をつける程度ならOKなんだけど(中華風のサラダとかね)
例えば三杯酢で味付けたものとか、膾とか。
膾なんて正月に作りはするけど、ほぼ誰も手をつけない。
母親は逆に酸っぱいものは好きなほうらしいんだけど、親父が地味に嫌いなのを知ってるので食卓にすらあげることがないわけだ。
で、だ。
逆に、家族の好きなものは、他の家族も好きになる、とは限らない。
当然といえば当然。
もし家族が好きなもの=俺も好きになるって図式なら、トマトとか生野菜は絶対好きになってるはずなので、これはありえないことが分かる。
なんだけど、
地味に好きなもの、という点では多分影響あると思う。
うちの場合、親父の練り物、母親の椎茸だ。
練り物(特にがんもとか)を甘辛く煮たやつなんかは親父はガキの頃からの好物で、肉厚の椎茸をバターで焼いたやつなんてのは母親が「一番美味しい食べ方はこれ」と言い切るくらいだ。
こーいう地味めのものに限ってボディブローのように子供の食感覚に刷り込まれてる。
目立たない程度にちょいちょい食卓に上がってるから。
気づかぬうちに、それが家庭の食卓として記憶されるわけだ。
そうでもなければ、一人暮らしの男ががんもを炊いたり、大きな椎茸をバターで焼いたりしないだろう。
つまり僕のことだ。
スーパーで直系10cmを超えた椎茸を見つけて、バターで焼く!と脊髄反射で買い物カゴに放り込んだ僕が言うんだからこれは間違いない。
バターの香りとむっちりとした食感がたまらないんですよ、ええ。
ご馳走様でした。