スターダンサーズバレエ団「Diversity」観劇 | Fのバレエ日記

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こんばんは。Fです。

 

お久しぶりの東京芸術劇場へ!

スターダンサーズバレエ団の「Diversity」を観劇に行って来ました。

桜満開の春うらら〜な土曜日に。

 

東京芸術劇場の桜もきれいに咲いていました。

写真はありません!

 

さて、今回の「Diversity」最初に発表されていた演目が変更になり、当初予定されていた「コンサート」を是非観たい。と思ってチケット取っていたので、残念な気持ちはありました。

 

変更となった「Diversity」の写真が掲載されている当初のポスターも貼ってありました。

 

 

でも、公演中止や演目変更、こんな時ですし、まあ、どんな時でも事情があることですし、しょうがないことです。

それに、やはり、いち観客の私なんかの残念に比べたら、関係者の皆様の残念はどれほどか…ということですよ!

 

ということで、初めましてのフォーサイス「ステップテクスト」は、いやーすごいですね。

なんだあの振り付け。

かつてジゼルのパドドゥ踊るときに、肋骨折れるよーとか脅されましたけど、ジゼルで肋骨折れてたら踊れないやつですね。

 

最初は、客席の明かりも付いたまま、ダンサーが舞台に出てきて突然始まる。という演出で、4人のダンサーが少しずつ関わりあいを持って行き、少しずつ激しい振り付けになって行き…。

唯一の女性の渡辺恭子さんは、激しく振り回されていました。恐ろしい…。一瞬でも気を抜いたら、本当に折れるよね。肋骨…。

石川聖人さんかな?とても美しいパンシェ!

男性でも、あんなにキレイに180度上がるのか…。

振り付けの中に何度かパンシェがあって、本当に美しい。惚れ惚れするパンシェでした。

 

2曲目は「火の柱」で、以前にオールチューダープログラムという公演で一度観たことがあったのだけど、とても暗い印象の演目で、その印象は今回も変わらなかったのだけど、でも、人生とか人間の負の部分を表現することも芸術の役割だなってことが最近わかってきて、古典のキラキラしたお姫様とか妖精とかハッピーエンドのおとぎ話だけがバレエじゃないし、人生には必ず暗い部分と明るい部分があるし、生身の人間を演じる演目だからこそ、人生の暗い部分を題材とする意味があるのだと感じました。

 

ところで、パンフレットに妹は10代と書いてあったのに、姉は老婆と…妹が10代で姉は老婆だと、ヘイガーは何歳?

 

そして3曲目。

バランシンの「ウェスタン・シンフォニー」!

楽しくてワクワクしてハッピーな演目。衣装もカラフルで振り付けも可愛らしくて、見ている方はとっても楽しい!

けど、踊っている方は…。すごいよね。あのテンポで最初から最後まで。

 

この3曲目が演目変わって残念、残念と思っていたけれど、最後にみんなでピアテしながら緞帳降りて行くところを見ていたら、去年の「ウェスタン・シンフォニー」が上演される予定だった公演が中止になって、私もチケット取っていたのだけど、泣く泣く払い戻しして、その後、緊急事態宣言で各バレエ団も活動ができなくなって、夏くらいまでの公演がほとんど中止になって…なんてこと思い出したら、泣けてきたよ。

去年、観られなかったから、観れてよかった。すごく、楽しかった。

 

では。