最後の挑戦、フィンランドへ!オーロラ見れるか!? | 西方見聞録(旧パリレポート)

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2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

明けましておめでとうございます。

今年も皆さま、
何卒よろしくお願いいたします!

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フランス滞在も残りわずか。

今年の春までには日本に本帰国!

多分これが最後のチャンス!
というわけで、

さて、今回の2019年から2020年にかけての
クリスマスから年末年始にかけて

オーロラを見にフィンランドに
やってまいりました!
やって来ました、フィンランド

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フィンランドは
スカンジナビア諸国の一つで
スウェーデンとロシアに挟まれた国。
ヨーロッパ北部の国です

フィンランドの北部は
北極圏で
極寒の世界です。
フィンランドの北部が北極圏内

フィンランドの首都〈ヘルシンキ〉は
一番南の海に面した所にあります。

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さてオーロラですが、
このオーロラはフィンランドに行けば
見られる、という代物ではありません。

フィンランドで見るなら
北の北極圏まで行かなければ
見ることはできません。

オーロラは、
2年前にアイスランドに見に行きましたが、
その時は晴れてるのにも関わらず
オーロラを見ることができず、、、

その時にも書きましたが
オーロラは〈オーロラベルト〉という
ベルトの範囲内でしか
見ることはできません。
緑色部がオーロラベルト。このベルトの下でオーロラが発生する(画像はオーロラフォーキャストより)

このオーロラベルトは
日によって発生したりしなかったり。

いつも発生するとは限りません。

さらに晴天時でなければ
オーロラは見ることができない、
(雲があると見れない)と

実はオーロラを見るのは
かなりハードルが高くなっています。

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とりあえず、オーロラを見るには
オーロラベルトの下にある場所に
行かなければならないので

パリからヘルシンキに行き
そこで国内線に乗り換えて
フィンランド北部の町に向かいます。
ヘルシンキから北のイヴァロ空港へ

イヴァロ空港。北極圏の空港です

冬の北極圏は日照時間が
めっちゃ短い!
というか、日照時間はほぼゼロです。

公式的にはこの時期
太陽は登らないので、ずっと夜です。

1月10日になって初めて
太陽が昇ります。

その1月10日の
日の出は12時12分
日の入は12時26分

日照時間はたったの14分です。

ですが、私たちが滞在している
この期間は日の出はありません。

ただし、太陽は昇りませんが
地平線の方がうっすら明るくなってるので
ずっと真っ暗、というわけでは
ありません。

正午ぐらいの時間は
夕方ぐらいの明るさはあります。

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と言うわけで、とりあえず宿泊のホテルへ。
以下、高感度の特殊なカメラを
持って行ったので

そのカメラで撮影した写真になります。

普通にスマホ撮ると
真昼間でこんな感じです。
何も見えない、、、

と言うわけで、高感度カメラでの写真。
雪の中ホテルに向かいます

この日は曇っていたので
(少し雪が降ってました)
オーロラは見られず、、、

とりあえず部屋に向かいます。
いい感じのホテルです!(^^)

部屋はこんな感じ。ベランダはガラスで囲まれたテラスがあり、オーロラを見ることができます

そしてフィンランドと言ったら
サウナ!

部屋にサウナが付いてて
最高に気持ちがいい!(^^)!
サウナ付き!

結構広いサウナ。外で冷えた体をここで温めます

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この日はオーロラが見られないので
ホテルの周辺を散策。

近くにトナカイを飼ってる所が
あると言うので、
そこに行ってみることに。
これがリアルな暗さ、、、(スマホ撮影)。雪と暗さでちょっと怖い、、、

スマホの写真だと何も伝わらないので
高感度カメラでの写真を添付します。
高感度カメラだと、めっちゃ明るく撮れます。ただし、これはリアルではないです

歩くこと30分、
トナカイがいる所に着きました!

本当に真っ暗な中、
トナカイいるかなー、と目を凝らすと
いた!

初めてリアルなトナカイを見ました(^^)

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翌日は北欧の先住民〈サーミ人〉について
知ることができる博物館へ。
これで一番明るい時間です(高感度カメラ撮影)

北欧の先住民について展示している博物館

〈サーミ人〉の民族衣装です

〈サーミ人〉は氷河期後期、
氷河が溶け始めてスカンジナビア半島に
人が住めるようになり始めると

南からノルウェーの海岸線を伝って
トナカイを追いかけるように
半島に住み始めた人々。

しかし、その後、
ヨーロッパからアーリア人が北上し
〈サーミ人〉を制圧。
(アーリア人=インド・ヨーロッパ語族)

そのアーリア人が現在の
ノルウェーやスウェーデン、フィンランドを
作っていくわけですが、

その過程で〈サーミ人〉は迫害され
その迫害・差別は近年まで
続いてきました。

日本におけるアイヌと
近い状況です。

その〈サーミ人〉差別を描いた映画が
日本でも公開され
ご覧になった方もいるかもしれません。

悲しい〈サーミ人〉の歴史です

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その博物館を後にし、
この日はオーロラが見やすい
さらに北の〈イナリ〉へ移動。

夜寝ながらオーロラを見ることができる
ドームが付いたホテルに
宿泊することにしました。
このように屋根がドームになってる別棟のホテルです

ベットからこんな感じで星空を見ることができます

この日の天気は、晴れ予報!

しかもオーロラ予想によれば
オーロラベルトが
このホテルの地に張り出してくるとの事!
フィンランド北部がオーロラベルトの下に!

これはチャンス!

と、カメラをセットして
オーロラの出現を待ちます。

すると、夜中1時過ぎに、
オーロラ出現!

ちょっとカーテンのようには
見えなかったですが、

確かに空が緑に光る
オーロラを見ることができました!!

さらにドームの部屋からも
緑に光る空を見ることができました!
(赤い光はカメラの光、、、)

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ただ、オーロラを見て思ったのは
写真の方が綺麗に見える
ということ。

実際はぼーっと空が明るく光る感じで
ちゃんと見てないと分からない
と感じました。

ただ、オーロラの力が強い時は
バッキバキに見えるらしいです。

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翌日は、
フィンランドの森の中を
スキーで滑っていく
クロスカントリーを楽しみ
ラップランド(フィンランド北部の名称)の森を滑っていきます

飛行機で一路ヘルシンキへ。

と、その空の上
ぱっと窓の外を見ると
オーロラ!!!

ばっちりカーテンが出てるじゃないですか!
綺麗にカーテンが見えました!

まさか、最後の最後で。

ギリギリでカーテンが見られました。

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と言うわけで、
次はフィンランドの首都
ヘルシンキを巡っています!