ストックホルムに来てます! 15時で暗い、、雪、、、 | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

週末の小旅行で
スウェーデンはストックホルムに来てます。

パリから約2時間ちょっとのフライト。

しかし、到着した日から
ストックホルムは雨で、

しかも気温が2度、、、

さらに15時でもう暗くなり始める、、、
ストックホルム観光の中心地、旧市街の広場

次第に雨は雪に変わり
暗くて雪が降る中の観光、、、

北欧は絶対夏がおススメです、、、

とりあえず、
旧市街を歩くと
(写真が全体的に暗くてすいません、、、)
旧市街の目抜き通り

トナカイの肉を食べさせてくれるお店を
発見!
店先にトナカイの被り物した人形が!

トナカイ〜

スウェーデンに来たら
やっぱりトナカイ肉は食べなっ!

と言うわけで、
早速オーダー。
トナカイ肉のステーキ

食べてみると、、

ん、ほぼ牛肉。

臭みなど一切なく、
トナカイ肉と言われなければ
普通に牛肉と思って食べてしまう感じです。

美味しい!

—————————————-
トナカイ肉はさておき、

ストックホルム観光の目玉と言えば
なんと言っても
〈ノーベル賞〉の祝賀晩餐会が行われる
ストックホルム【市庁舎】。
かなり大きな市庁舎です

中に入ると
こんな感じ

上の市庁舎の中の写真、
一見何の変哲も無いですが、
ノーベル賞の祝賀晩餐会では
ここにずらーーーーっとびっしり
テーブルが並べられて

そこにおびただしい数の
出席者が席に座り
祝賀晩餐会と言うわけですから

ここで皆さんで食事をするわけです。
写真:Jeppe Wikstrom/mediabank.visitstockholm.com

狭っ!!!!!

狭すぎる!ガーンガーンガーンガーンガーン

ところで、ノーベル賞ですが
以前ノルウェーのオスロに行った時の
ブログでも書きましたが、

物理学賞、化学賞、文学賞、経済学等の
授与式はここストックホルムで
行いますが、

平和賞だけは
お隣ノルウェーのオスロで
行います。

ところで、北欧と言えば
・デンマーク
・ノルウェー
・スウェーデン
・フィンランド

の4カ国のことを指しますが、
この北欧を長いこと支配していたのは
デンマーク。

デンマークのコペンハーゲンが
歴史的には北欧の都です。

なので、
スウェーデンは支配されて来た側。

デンマークから独立を
勝ち取って来た側なので
デンマークに対する意識が強く

今回の市庁舎ツアーのガイドさんも
説明の中でデンマークに対抗する意識が
ありありでした。

一方でノルウェーとは
デンマークに支配されて来た側同士、
仲間意識が強いみたいで、

例えばノーベル賞の一部門、
平和賞に関しては、
その授与式をオスロにする、と
しているみたいです。

フィンランドはスウェーデンとロシアに挟まれ、両国の支配を受けて来た国)
———————————
せっかくなので、
〈ノーベル博物館〉に行ってみることに。

ストックホルム旧市街のメイン広場にある博物館

中に入ると、
ノーベル賞の歴史などが学べます

人類の文明の躍進に大きく貢献した
人物に贈られるノーベル賞。

ノーベル賞を設立したのは
スウェーデン人のノーベルさん。

もともとはダイナマイトを発明した人で
そのダイナマイトの販売で巨大な富を獲得。

しかし、そのダイナマイトは
武器にも使われたので
〈死の商人〉と言われ

ノーベルさんは、
その不名誉な自身の評価を
〈人類の進歩に貢献した人物に
多額の賞金を贈る〉賞を設立することで
払拭させ、

逆にそのような賞を設立した
名誉ある市民としての評価を
手にしたかったという事です。

—————————————
またノーベルさんは
ダイナマイトを発明&販売で
巨利を得るとともに
石油の開発にも投資。

アゼルバイジャンという
カスピ海沿岸にある国にある
バクー油田という油田に投資し

石油ビジネスを作り上げ、
それを当時世界一の貴族のひとつ、
ロスチャイルド家という

国に戦費や賠償金を貸し付けるほどの
資産家とタッグを組み販路を拡大。

それが後の
「ロイヤル・ダッチ・シェル」に
なっていきます。

「ロイヤル・ダッチ・シェル」とは
スーパーメジャーと言われる
世界的な石油開発企業で、
たとえば日本の「昭和シェル石油」は
「ロイヤル・ダッチ・シェル」の
傘下になります。

ノーベルさんは
この石油ビジネスで
また巨利を得ることになりました。


———————————————
と、そんなダイナマイト、石油王の
ノーベルさんの賞、〈ノーベル賞〉。

ネットではノーベル賞は、
〈ロスチャイルド家に貢献した者に贈られる賞だ〉
などと、揶揄されていますが、

個人的にはロスチャイルド家は
もう第二次世界大戦で勢力を削がれ

もうあまり力はないのではないかな、
と思っていますが、、、

日本人初のノーベル賞受賞者、湯川秀樹さん

今年ノーベル賞を受賞した吉野彰さん(一番右)

その博物館のカフェでは
ノーベル賞の祝賀晩餐会で出させる
アイスクリームが食べられる、
とのことでオーダー。
ファンシーなアイスです。ノーベル賞のメダルチョコ付き(^^)

アイスの上に乗った綿菓子には
意表を突かれましたが、、、

——————————————
と、極寒のストックホルムで
まずはメインどころを。

次は、スウェーデンが生んだ
あのミュージシャンの博物館に行きます!