ドイツで借りたベンツが、最新過ぎて大変だった話 | 西方見聞録(旧パリレポート)

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2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

ドイツ旅行での話を
もうひとつ!

今回のドイツ旅行は
ニュルンベルクから
ロマンチック街道を走って
ノイシュヴァンシュタイン城まで行き、
最後ミュンヘンに至る道程。
南ドイツのロマンチック街道を巡る旅です

そして、その道のりを
ニュルンベルクで借りた
レンタカーで走ったわけですが、

今回借りたのは
何と!!!

あのドイツが誇る
高級車・ベンツ!!
ベンツ!!! おーっ!おーっ!

ベンツ、
生まれて初めて
実際の道を運転しました!!

と、なぜそんな高級車を
今回借りたかというと、

オートマで一番安かったのが
このベンツだったから!

以前、レンタカーでマニュアルを
借りたところ、
慣れてないので運転が大変で
散々な思いをし、

また今回
事故ったら大変なので

オートマだったら
ちょっと高くてもいいや、
と言うわけで、
ベンツになったわけです。

しかも、ベンツはドイツ車なので
ここドイツでは
実は思っていたほど高くなく
借りられたわけです。

それと親に車中リラックスして
欲しかったので、
このクラスを借りました。

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と、
初めて運転することになった
ベンツ。

しかも新車で、
最新のモデル!!

うちがパリで乗ってる車は
トヨタのヤリスで
ちょっと旧式。
(ヤリスは日本ではヴィッツ)

そしてレンタカーはいつも
ヤリスクラス。

なので、ベンツ、
運転席に座った瞬間に
その違いを感じます。
ベンツの運転席。高級〜😍

と、この高級感に高揚したのは
運転席に座って10秒ほど。

さて、運転しなきゃ、
と運転席を調整しようと思っても
全然やり方が分からない!!
おーっ!おーっ!おーっ!おーっ!おーっ!おーっ!

レンタカーでよくありますが、
運転席のシート、
一番後ろまで下げてあって

それでは足がアクセル&ブレーキに
全然届かない!!!!

で、シートを前に出す
レバー的なものを探しますが、
全然見つからず、、、

何やら、電動でシートの角度は
ウィ〜ンと
調整できるのですが、

肝心のシートを前後に
動かすやり方が分からないえーん

近くにレンタカーの事務所があれば
聞きに行けるのですが、
今回は事務所から遠く離れた駐車場で
とても聞きに戻れる距離じゃない。。。

周りには誰もいない、、、

しかも、この日、
天気は土砂降りの大雨、、、雨雨雨

ヘッドライトの付け方も
分からず

サイドブレーキもない、、、

と言うのも、
最新のベンツ、
タッチパネルのデカいモニターが
運転席と助手席の間にあるだけで、
あまりボタンがないため!!

全体的につるっとしてて
ボタンがあまりないのです💦

すげー、最新の車って
こんななってんだ、
未来的だなびっくりびっくり

と、感心してる場合ではなく、
これでは車を動かせられない!

やばいやばい💦💦💦

父と一緒になって
運転席周りをくまなく探すも
どうしてもシートを
前に出せない。。。

説明書を読むか、
とダッシュボードから出すと
全部ドイツ語で英語なし、、、
ドイツ語、全く読めない、、、

仕方ない、
シート一番下がった状態で
頑張って運転して
レンタカーの事務所まで行くか!
(背中がシートに付いてない状態で)

めっちゃ不安定、、、
万が一ぶつけたら弁償代が
恐ろしい、、、

と思いながら、
駐車場から車を出し、
時速5キロぐらいでそろりそろりと出て

何とかレンタカー事務所に
辿り着き、
やり方を聞くと、

シートは奥の変なところに
おしゃれに小さなバーがあり、

ヘッドライトは暗いと勝手に付く
システムで、

サイドブレーキはない、

とのこと。

絶対わかんねーーーチューチューチューチューチュー

と、バタバタしましたが
何とか操作を覚え
ロマンチック街道の旅に
向かったわけです。

(何とか無事故無違反で
旅を終えました!)

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それにしても
さすがベンツ、

ヤリスだと
どんなにアクセル踏んでも
180キロちょっとした出せなかったのですが、

ベンツだと軽く踏んで
190キロ出ました!
(アウトバーンで、です)

しかも静かで速度感があまりなく、
190キロで走っても
親はほとんど気付いてませんでした!
(母が「途中結構飛ばしたでしょ」
と言ってましたが)

やはりベンツの性能は
素晴らしいです!!

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そう言えば、
車の操作が分からない話で
思い出しましたが、

学生時代、
羽田空港近くの駐車場で
バイトをしていたことがあって、

それは預かった車を
広い駐車場の中で
色々移動し直す仕事。

外国に行くのに
空港近くの駐車場に
長期で車を預ける人たちなので

お客さんはお金持ちが多く、

故にベンツやBM、ポルシェなど
超高級車を駐車場内で
移動させる仕事が
多かったのですが、

中には見たこともない
聞いたこともない外国メーカーの
車もあって

そんな時は本当に大変でした。

確かインドの車だったと
思うのですが、
ギア(マニュアル)の入れ方が
普通とは全く違っていて

押しても引いても
ギアが入らない。。

まるでインド人の計算の仕方が
日本人のそれと全く異なるように、
ギアの仕組みも全く違うわけです。

そのギア、
なぜかめっちゃ細くて、
無理にやると
ポキっと折れちゃいそうだったので、

結局、バイト5人ぐらいで
ギアをニュートラルにして
車を後ろから、前から押して
駐車場の中を移動させたことがありました。

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この”ギアの入れ方が分からない”
事例は他にも結構あったのですが、

酷かったのは
ドアの開け方が分からない車。

夜、真っ暗な駐車場の中、
(建物の中なので本当に真っ暗)
一人で車を移動させて
いざ車から出ようとしても

ドアを開けるノブが見当たらない、、、

真っ暗ですから
車内の電気を付けようと
ボタンを探すも
そのボタンも見当たらない、、、

やばい! 車から出られない!!

携帯は事務所に置いてあり、
電話もかけられない、、、

下手するとみんな帰っちゃう。

帰られたら、
少なくとも翌朝までは
閉じ込められる。

冬だったので
寒かったし。

やばいやばい!!!滝汗滝汗滝汗滝汗
やばいやばい!!滝汗滝汗滝汗滝汗

何も見えない
真っ暗の中、

超焦りながら
とにかくドアをペタペタペタペタ
あらゆるところを触りまくり、

ドア以外も色んなところを
押したり引いたりして

10分ほどもがいた挙句

最終的に
ドアの下の方に
隠れるように存在する
ボタンのようなものを発見。
(手の感触で)

そのボタンをまさかの
上に押し上げてドアを開ける
というもので、

何でこんな作りしてんだよ!ムキー

とブチ切れつつ
何とか外に出られ、
大変な思いをしたことを
思い出しました。

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やはりレンタカーは
使い慣れた車種、
もしくは分かりやすい
日本メーカーのものが一番だと
今回はっきり分かった次第です。
(私にとって)

そう言えば
閉じ込められた話を思い出したので
また別の機会に書きます!
(パリブログなのに、
パリとは何の関係もないですが)

では!!