ドラキュラの物語のモデルとなった、不気味な教会 in ホイットビー | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

イギリスを巡る旅も終盤です。

ロンドン近郊から旅を始め、
リバプールを通って、
湖水地方→スコットランドに達し、

今回は
イギリスの東海岸を巡りながら
一気に南下して行きます。

巡ると言っても
立ち寄るのは
"ホイットビー" という街だけ。
※"ウィットビー"とも表記します

イギリス人に勧められたのですが
ガイドブックにも載っておらず、
"行く価値あるのかな、ほんと、、、えー?"
と半信半疑で向かいます。

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スコットランドとの
ボーダーを超えて
再びイングランドへ!
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北イングランドのムーア(荒野)の風景。低い草(ヒース)が生える丘が連なっています

北イングランドの川の風景が
特に気に入ってしまい、
川の近くまで行ってみることに。
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水が本当に綺麗です!

さらに、川の支流の部分を
遡って行くと、
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んー、この原風景的な感じが、堪らないです(>_<)!

もちろん、
ここはイギリスなので
どこもかしこも人間の管理が
行き届いているわけですが、

人が本当にいないのと、
人工的な雰囲気がないので
あるがままの自然に触れている
錯覚に陥ります。

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ずーっと黙々と車を走らせて行きますが
あまりに車とすれ違わないので、

途中で何度も
「ここで車が急に動かなくなったら
かなり大変だよなー」と
不安が心をよぎります。
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こんなとこで車が壊れたら、やっかいだよなー、と常にネガティブ思考、、、

しかし、
幸いなことに車は快調。
(乗ってるのは日本車です。さすが!爆笑

道路脇にはずーーーっと
羊たちがいて、だいたいは
草を食べてるのですか、

たまにべとーーっと
寝ているのがいて、
これがまた可愛い(^^)。
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気持ちよさそうに寝てます(^^)

何とも幸せそうです。

そうこうしているうちに、
やってきました目的地の
" ホイットビー "。
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美しい港町です(^^)

街に関する知識がゼロなので
ツーリングセンターで地図をもらい
スタッフの方に見所をざっと
教えてもらいます。
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見どころは旧市街エリア。丘の上にある教会がオススメ、とのことでした

というわけで、
オススメされた
旧市街に向かいます。
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んー、北イングランドの港町、こんな雰囲気なのですねー

ツーリングセンターの方が
教えてくれたのですが、
この街はキャプテン・クックゆかりの地で、
クック船長が過ごした家が
残されている、とのこと。

キャプテン・クックと聞いて
"あの海賊の?" と思い調べましたが
間違いでした、、、

それは、おとぎ話・ピーターパンに
登場する"フック船長"。

キャプテン・クックは
1778年に、ヨーロッパ人として
初めてハワイに到達した探検家。

大航海時代は
ヨーロッパの辺境
ポルトガル、スペインによって
地の利を生かした形で
1400年代に始まりますが、

その後、国内のゴタゴタで
遅れをとったものの自力で優っていた
イギリス、フランス、オランダが
参画するや、
それら後発組が
先発組のポルトガル、スペインを凌駕。

キャプテン・クックは
その後発組イギリスの冒険家で
前述のヨーロッパ人として
初めてハワイを発見、
そしてヨーロッパ人として
初めてオーストラリア大陸に上陸、

他にも南極大陸に迫ったりするなど
大きな功績を残しました。
※最後はハワイで、ハワイアンによって殺されました

その彼が
彼が船乗りとして修行していた時代の
家が下の写真の右奥の赤い家です。
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こちらは今、キャプテン・クックの博物館になっています

入るにはお金がかかるようなので
今回はパスしまたの機会に、、、
(またの機会は多分ないですが、、、)

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博物館の通りには、こんなフック船長が乗った(?)船の模型も

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さささーっと
街歩きして、この街1番の見どころ
丘の上の教会に行ってみます。
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階段を登って、丘の上へ!

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階段の途中からの景色。港町が一望です(^^)

階段を登りきると
そこに現れたのは、
何やらおどろおどろしい雰囲気の教会。。。
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え、えーーーっ(・・;) 何でしょう、この雰囲気、、、ガーンガーン

完全にホーンデットマンションの
雰囲気です。。

何か出てきそうな
恐怖の教会、、、といった感じです。。。

こちらの教会は
聖メアリー教会と言い、

教会の周りは、
360度、ぐるっと雰囲気たっぷりの
墓標が囲んでいます。

この雰囲気、
何かピンときた方がいたら
相当勘がいいですが、
こちらの教会は、
あのドラキュラのモデルになった教会。

と聞くと、
「あれ? ドラキュラって
ルーマニアの話でしょ?」
という声も聞こえてきそうですが、

確かにドラキュラの話自体は
15世紀のルーマニアの伯爵の話。

しかし、その原作を書いた
B・ストーカーが
このドラキュラを書き上げたのは
ここウィットビーで、

彼は生涯一度もルーマニアを
訪れたことはなく、
物語は想像で書かれていますが、

そんな彼がドラキュラの物語を書くにあたり
インスピレーションを得たのが
この聖メアリー教会、というのです。
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荒野に墓標が無数に建てられています

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吹きすさぶ海に向かった崖の上に立ち並ぶ墓標たち

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近くには、ドラキュラのマスコットがかけられてました

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崖の際に建つ聖メアリー教会

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崖の上からは、海が一望です

そして、
聖メアリー教会をあとにし
さらに奥に進むと、
そこに出現したのは
廃墟と化した教会。
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広い荒野に、ポツンと建つ廃墟の教会

こちらの教会は
ホイットビー修道院
(ウィットビー・アビー)と言い、
657年に建てられましたが、

・バイキングによる侵略
・イングランド王ヘンリー8世による破壊
・第ニ次世界大戦時のドイツによる砲撃破壊

と、何度も破壊行為にあい
最終的には再建されず、
破壊された姿のまま今日に至っています。

廃墟と化したことは
非常に残念ですが、
しかし!
その廃墟となった姿も、
また美しい!!
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廃墟となった姿が、それはそれで美しい!

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高い丘の上にポツンと建っていて、昔は船乗りたちのランドマークだったとのことです

ちなみに、元の教会の姿も
再現されたものが展示してあったので
添付しておきます。
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1500年の頃は、こんな感じで建っていたようです

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中はこんな感じです

色使いが特徴的だったのですねー。
見てみたかった(>_<)!

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と、ホイットビー修道院を見終えて
丘を下りて再び旧市街を
歩いていると、

ちょっと気になる店を発見!
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スイーツのお店です

こちら、スイーツ専門店ですが
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棚にたくさんのお菓子が並んでいます

何をメインに売っているかというと、、、
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リコリス!!!

そうです、
こちらで売っているのは
ほぼリコリス!!
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リコリスだらけーーー

リコリスって
こんなに種類あるんだーびっくり

というほど
たくさんの種類があってびっくり!

と言っても、
リコリスをよく知らない方が
ほとんどだと思うので
説明しますと、

リコリスは甘草の一種で、
その根の成分を使ったお菓子のことも
リコリスと呼び、

欧米で
根強い人気があります。
(パリではそうでもない)

以前アイスランドに行った時
お土産で買って帰ってきて、
口に合わず食べきれなくて、

(その時の記事です)

奥さんのカナダ人の友人に
全部あげたことがありましたが、

簡単にいうと
日本では多分絶対に流行らない味の
お菓子です。


ところで、
何でここでこんなに
リコリスを売ってるのか?

店の人に聞いたら、
「理由はわからないけど、
昔からこの地域ではよく食べられていて、
今は若い人はあまり食べなくなったけど
年配の方は今でも好んで食べてるんですよ」

なんて教えてくれました。

やっぱり、若い人食べないんだ!
そうだよなー、もっと美味しいもの
たくさんあるものな。

で、せっかくなので
いろいろな種類を買って食べてみることに。

と、ここまで長くなったので
それは次回また書きます!

では!!
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こんな感じで、イギリスを北上し、スコットランドのエジンバラ、セント・アンドリュースで折り返し。再びイギリスを南下していきます

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