身も蓋もない話 | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

友人と話をしていると
たまに
「今まで行ったところで
どこが一番良かったか」
という話になることがあります。

そしてそれが
遺跡や街だけでなく、
"風景、景色"も含まれた場合、

私が思うのは、
"飛行機の窓から見た風景!"

これに勝るものはない!
と思っています。

これを言うと、いろいろな人に
「えー」
と、微妙な顔をされるのですが、
私個人的には
この"飛行機の窓からの風景"を
超えるものは、なかなかない!

そう思っています。
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飛行機の窓から見た夕陽。何と神々しいことか!!

奥さんには
「わざわざお金と時間をかけて
旅行に行って
そんなこと言われると
もう行きたくなくなる」
と言われたこともありましたが、

それは本当におっしゃる通りです。
そんなことを言って
申し訳なく思います。。

もちろん
日本も海外も、
山も海も川も、
古い街も新しい街も、
田舎も都会も

素晴らしい所は
至る所にあると思います。

歴史あるお寺や教会、モニュメント、
荘厳な滝、綺麗な海など
いろいろあると思います。

ただ!
個人的には飛行機から見る風景、
これが最も"綺麗"だと
思ってるだけです。
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飛行機から見た都会の夜景。これも綺麗

ただ残念なのは、
飛行機から見る風景は
正直そんなに変化がないので
飽きてしまうこと。
(長い時間乗っていることもありますが)

そして、
特に飛行機に乗り慣れている方は
もう見飽きて何も感じなくなっている
という事もあるかもしれません。

うちの奥さんに関しては、
彼女が窓の外を見ているのを
まだ一度も見たことがありません。

以前、
"奥さんも窓際がいいだろうな"と思い、
窓際を奥さんに譲ったら、
その奥さん、
離陸前に寝て、着陸後に目を覚ましたわけです。
※ほぼいつもそうですが

それは、
窓の景色も楽しみたい私にとっては
何とももったいないこと!!

なので、
「窓際に座って寝るんだったら、
次からは窓際代わってよ!」
と、言ったところ
"もちろん!"と即答。

以来私がいつも
窓際に座ってるわけです。

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飛行機からの風景には
いくつかパターンがありますが、

私が一番好きなのは
雲の中を突っ切って走って行くタイミング。

大きな雲の中に入ってしまうと
何も見えなくなりますが、

雲の切れ間に出た時、
その雲の大きさにまず驚き、

そして雲の中を走ると
飛行機のスピード感を体感できるので
地上ではあり得ない
スピードを感じることができます。

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そしてもう一つが、
空の上で別の飛行機と
すれ違う時。

だいたいが
遠くにいる飛行機が
逆方向にすれ違うパターン。

遠くなので安全ですが、
向こうもこちらも時速900㎞ぐらいで
飛んでいるわけですから、

すれ違えば、
相手の速度は時速1800㎞ぐらいに
見えるわけです。

なので、
窓から見るすれ違う飛行機は
とんでもないスピードで
飛んでいるように見えます。

そしてそれらはだいたい
飛行機雲が伴っている。

ものすごいスピードで
空に一本の線が
すーーーーっと引かれていくわけです。

これは毎度「おーーーーっ!」と
なります。

特にその飛行機との距離が
近い場合、
わざわざ隣の奥さんを
叩き起こすほどです。
※だいたい起こした頃には、もう見えなくなってる

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そして、これは完全に
個人の嗜好ですが、

飛行機からの景色で特に感動したのは
羽田空港から離陸して
東京の街がくっきり
全て見える角度を飛んだとき。

ちょうど羽田から右に旋回して
多分市川市あたりで
北上していくルートだったのですが、

もう東京の全部がくっきり見えて、
感動で身震いしました。

残念ながら、カメラと携帯を
カバンに入れ、頭上のキャビネットに
入れていたので、
写真は撮れませんでしたが、

中川、隅田川、隅田川以東の低地、
皇居、江戸前島、隅田川、山手の高台、、

東京の地形が全て
見えました。

すいません、かなりマニアックで、、、

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それと、
地上の景色は
多分昔の人も見ることができたわけですが、
雲の遥か上からの
景色は王様すら見ることができなかったわけで
それを今見ることができている。

そう思うと、
何とも凄いことと
感じてしまう、

ということもあります。

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長くなりましたが、
以上、
身も蓋もない話でした。

これから色々な所に行って、
その飛行機からの
風景に勝る景色をぜひ見てみたい!!
そう思っています。