これほどまでとは思わなかった「サグラダ・ファミリア」の衝撃 | 西方見聞録(旧パリレポート)

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2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

10月3日(月)

天気:晴れ
 
 
バルセロナ2日目、
旅の最後に訪れたのは、
この街の主役、
サグラダ・ファミリア聖堂!
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言わずと知れた
ガウディが建てた教会です。
 
と、上の表現はいろいろ語弊が
あるので追記すると、
サグラダ・ファミリアは
ガウディが最初から作ったのではなく
2代目の建築家として引き継ぎ、
(初代はたった1年で辞任)
1926年の彼の死後もなお
作り続けられている教会。
 
かつては完成までに
あと300年かかると言われていましたが、
最近になって技術の進歩や
資金の確保によって
10年後の2026年に完成を
予定しているとのこと。
 
死ぬまでに完成した姿は見られないな、
と思っていましたが、
見られるかもしれません!!
 
上にすでに東側からの写真を
載せましたが、
地下鉄サグラダ・ファミリア駅の
階段を上がっていき、
ぱっと見上げて見たそのときの
衝撃は、
おおおーーー!
 
という感動がありましたおーっ!
 
もうバチカンをはじめとした
ヨーロッパの巨大な教会は
いくつか見てきたので
そんなに驚かないと思っていましたが、
 
これは
全然違う!!
※個人の感想です
 
何がどう違うかは
細かく説明できませんが、
とにかくその時、
圧倒されました。
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すっごいですおーっ!おーっ!おーっ! (こちらは西側の鐘楼)
 
これは、これだけで
バルセロナに来る価値が
十二分にあります!
 
来てよかったおーっ!
 
その圧倒感のある外観を
存分に堪能し、次は中へ。
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おおおー!!
 
これは、、、
再び衝撃です!
 
こんな教会、見たことありません。
まるでナウシカの世界、腐海の底のようです。
 
感動。。。
 
そして、ステンドグラスがまた美しく
そこから差し込む光が
教会の中を鮮やかに照らします。
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神々しい光景です
 
その光を横から見ると、
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光がまるで虹のようです! 美しい!!
 
去りがたい気持ちを抑え
外に出てもう一度ガウディの手によって
作られた鐘楼を見上げます。
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こちらは東側の4本の鐘楼

ガウディが作ったのは
この東側の4本の鐘楼。
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ガウディの最高傑作と言われる鐘塔華頂「御誕生の正門」。とにかく装飾が細かいです
 
ほかは、
ガウディの意志を継ぐ者たちによって
作られています。
 
教会の地下には
サグラダ・ファミリアの
ミュージアムもあり、
建設の歴史やどうゆう構造で
作られているかを知ることかできます。
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サグラダ・ファミリア建設に身を捧げ、最後は質素な生活の中で市電に轢かれて亡くなったガウディ
 
ガウディは晩年、
パトロンの死など不幸が重なり、
サグラダ・ファミリア製作に没頭するように。
 
またバルセロナの経済危機で
資金はなくなり、
それでも製作を続けるため
私財をサグラダ・ファミリア製作の
費用に充てるようになり、
遂には帽子を持って街で寄付を募るまでに。
 
サグラダ・ファミリアに住み着いて
身なりもみすぼらしくなり、
市電にはねられた時
乞食と間違われ、
3日も放置され亡くなったそうです。
 
悲しい最期です。。
 
 
それにしても、
その美しさだけではなく、
これほど最新のテクノロジーを駆使して
長い年月をかけて作り込まれている
教会って他にないだろうなー、と
思うと、やはり特別なものに思えてきます。
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教会地下の作業現場には、何と3Dプリンターが! これは作業が早く進みます!!
 
ガウディの前任者の設計案は
かなりシンプルな普通の教会でしたが、
ガウディが案をガラッと変えて、
とんでもなく複雑な、
凝りに凝ったものに変更してしまったわけで、
 
ガウディ自身どこかのタイミングで、
これは何百年もかかると悟り、
「やってもうた!」
と思ったかもしれません。
 
ただし、ヨーロッパの教会は
建設期間が600年などというものもあるので、
案外気にしなかったかもしれませんが。。
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サグラダ・ファミリアの完成図。茶色い部分が、現在できているところ。灰色の部分はこれからです
barcelonas-natural-wonder より画像拝借
 
あれ、まだ半分できてないのでは、、
 
んー、あと10年で本当にできるのか、、
かなり疑問に感じるところでありますえー