「ポン・ヌフの恋人」の舞台、ポン・ヌフに行ってみた | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

1月25日(月)
天気:晴れ

パリはもちろん世界遺産に
登録されていますが、

登録名は
「パリのセーヌ河岸」。
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セーヌ川、絵になる川です


前にも書きましたが、
パリはセーヌ川とともに
発展してきた街なので、

歴史的建造物も
セーヌ川に沿って多く建っており、
ゆえに、ここが世界遺産に
登録されているわけです。



登録区間の"セーヌ河岸"とは
具体的には、
エッフェル塔前から
サンルイ島まで。
約8㎞の区間が、世界遺産です。

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セーヌ河岸のパリ中心部分が世界遺産です

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ちょっと見にくいですが、、、区間のアップです。この区間に、パリの見所が凝縮しています


その区間でも
個人的に特に綺麗だと思うのが、

シテ島の「ポン・ヌフ」から
サンルイ島にかけて。



その「ポン・ヌフ」が
今回ピックアップした橋。

「ポン・ヌフ」とは、
"ポン=橋"、"ヌフ=新しい"
つまり、
"新橋"という意味です。
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パリのど真ん中、パリのヘソにある橋です


しかし、「ポン・ヌフ」は
新橋と言っても、

実際はパリに現存する橋では
最も古い橋。

1606年に、
フランスの英雄、アンリ4世によって
かけられました。

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橋の真ん中、シテ島に立つアンリ4世の銅像。映画では、この上で銃を撃っていた。。


その橋の下には
公園があり
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先が細く尖った公園です

その先端は、
船の先端のようになっていて、
カップルに人気の場所です。
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パリの恋人たちが行く定番のスポットです

「ポン・ヌフ」の下は
歩道になっていて、
くぐることが可能。
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雰囲気のある場所です(臭い、注意。。)

かつてこの橋の上には
多くの商店が立ち並んでいましたが、
100年ほど前に立ち退かされ、
彼らは川沿いに店を出すように。

それが、今やパリの風物詩、
"ブキニスト"となりました。
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400年もの歴史があるブキニスト。主に古本、ポスター、お土産などを売っています


ところで、私がこの橋を
知ったのは、
昔、レオス・カラックス監督の映画
『ポン・ヌフの恋人』という
フランス映画を見たため。

とんでもなくショッキングな映画で、
多感な10代後半に見たこともあり
「ポン・ヌフ、一度行ってみたい」
と特別な思いを
この橋に持っておりました。

が、実際の橋は
イメージのボロボロの橋とはちと違い、
綺麗な橋で
あれ? という感じはありますが、
それでも
今でも特別な思いがあります。


まだ「ポン・ヌフの恋人」、
ご覧になっていない方は、
ちょっとショッキングですが
おすすめしたい映画であります。



ちなみに、
東京は新橋に「ポンヌフ」という
スパゲティーが
とびきり美味しい喫茶店があって、

会社を辞める前、
食通のN部長に連れて行ってもらって、
それからはまって
休みの日に、
わざわざ電車乗って
食べに行ってました。

あの「バーグスパ」、
劇的に美味しいんだけど、
太る覚悟が必要です。。