7月11日(土)
天気:晴
最高気温27度と、
かなり過ごしやすい一日
フランスの犯罪発生率は、
日本に比べると
強盗で10倍、殺人で約4倍。
(地球の歩き方より)
フランスの中でも、
パリは特に多いようです。
そんな情報を目にすると
フランス人は怖い、と
思ってしまうのですが、
そもそもフランス人とは何か、
ということです。
街を歩いていると、
パリは観光客が非常に多く
様々な人種がいて分かりにくいのですが、
アラブ系、黒人、東欧系?と思しき方々を
非常に多く見かけます。
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一概には言えませんが、
最も犯罪件数が多いスリ、
置引をしているのは
東欧系と思しき方々とのこと。
実際にはロマと呼ばれる民族で、
インド発祥で、フランスには
ルーマニアから流れてきたと言われています。
歴史的にヨーロッパ各国で
迫害されてきた民族。
元大統領のサルコジは
「パリの窃盗の5分の1はロマの仕業」と
ロマの国外退去を強く打ち出し、
現大統領のオランドも
その姿勢を継承しています。
(不法移民とのこと)
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また、アラブ系、黒人の方々が多いのは、
第二次世界大戦の復興事業で
元植民地の国々からの移民を、
安い労働力として
大量に受け入れたことが原因。
復興事業がひと段落し、
その後景気が悪化すると、
彼らの職は無くなり、
その二世、三世が貧困、差別に苦しんでいます。
そしてそれが彼らを犯罪に向かわせる
原因にもなっているようです。
最近では、イスラム教徒の台頭が激しく
深刻な社会問題にもなっています。
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つまり言いたかったのは、
「これだからフランス人は、、」
と一概に言っても、
それはいわゆる純粋なフランス人では
ないかもしれないということです。
こちらに来てまだ20日も経っていませんが、
あまりに多くの人種・民族が
混在するフランスに
だいぶイメージが変わりました。
とりあえず、大きな貧富の差が
犯罪の原因となっているのは
間違いないようです。