寛解生活(急性骨髄性白血病闘病記) -9ページ目

寛解生活(急性骨髄性白血病闘病記)

原題:「入院生活」
2011年7月、急性骨髄性白血病で入院。寛解導入療法、3回の地固め療法を受け、2012年2月に退院。2012年4月に職場復帰。通院にて維持療法継続中。
治療や入院生活、退院後の生活のことなどを書いています。
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今年も大晦日となりました。

残念ながら年末までに退院できず、病院での年越しとなります。普通の土日と思えば何てことはないのですが、ちょっと寂しいです。

でも、旧年が暮れて新年が明けるということは、未来に希望を抱かせてくれて、ありがたいですね。

来年が良い年でありますように。




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先日、厚生労働省の「抗がん剤等による健康被害の救済に関する検討会」の中間とりまとめが公表されました。

抗がん剤の副作用による健康被害の救済制度について(中間とりまとめ
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001zdnd.html

この検討会では、医薬品副作用被害救済制度を抗がん剤にも適用を拡大すべきかが検討されています。

分かりやすさのためにとても乱暴に要約すると、現在の救済制度は、まさか副作用なんて起こると思わないで薬を飲んだ人を救済するためものであるところ、抗がん剤は、いちかばちかという側面があること(注)を承知で使用されることを理由に、その対象とされていません。

(注)現在では、がんや白血病の種類によっては、高い確率で副作用なく長期生存又は完治が期待できるものがあります。

しかし、抗がん剤の副作用にも何らかの救済制度がある方が望ましいこと、抗がん剤が多様化して中には現在の救済制度の趣旨からしてもその対象にしてもよいかもしれないものがあることなどから、今度の検討が始まりました。

他方で、やはり抗がん剤の副作用のリスクは他の一般の薬と異なること、がん治療の中でも外科手術や放射線治療には同様の救済制度がないこととのバランスなどから慎重な意見もあります。また、救済制度は製薬会社に拠出金を出させることで成り立っているので、適用を拡大すればその分だけ製薬会社の負担が増えます。

また、中間とりまとめでは、抗がん剤の一部を救済制度に含めるとしても、その適用範囲を定めることが難しいことや、抗がん剤と被害の因果関係の認定が難しい(がんの進行過程では様々な症状が表れ、また様々な治療・投薬が行われるので、被害の原因が特定の抗がん剤によるものかどうかを認定するのが難しい)ことなどが指摘されています。

そして、この中間とりまとめは、結論としては、まだ検討課題が多いので現状では直ちに現行制度の適用を拡大することは難しいとしています。

確かに適用範囲の設定などは難しいとは思いますが、難しいからといってこのままうやむやに立ち消えにせず、制度設計に必要なデータ収集をするなど、この検討・議論を前向きに進めてほしいと切に願います。

この議論の行方は今後も注目していきたいと思います。




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急性白血病になった頃(入院や告知より前)のことをまだ書いていなかったので書こうと思ったのですが、詳しい経緯より、その頃に思ったことを書きたいと思います。

(この頃のことは、未だにあまり思い出したくないですし、人生の決定的な瞬間を鮮やかに描く文才もなく、また、このブログを参考にしようと見てくださる方はたぶん既にこの段階を過ぎているだろうと思うからです。)

(1)診療科の問題

急性白血病になると、出血傾向(内出血や血尿が出たり、なかなか血が止まらなくなる)、貧血、口内炎、発熱、風邪のような症状など、人によって色々な症状が出ますが、当たり前ですがいきなり血液内科に行く人はおらず、まずは表れた症状によって診療科を選んで受診するのが普通です。そして、とりあえずは、表れた症状を見て、それに対処する薬が処方されるだけということも多いのではないかと思います。

私の場合、複数の症状が出て複数の診療科にかかりましたが、最初の症状が出てから血液検査に至るまで1週間かかりました。各診療科での最初の対応に問題があったとは思わないですが、その後、いろいろな科を受診したり再受診する中で、もう少し早く血液検査にまわしてもらえればよかったと思っています。

町のお医者さんや各診療科の専門医の先生方には幅広い病気の知識の維持・習得を普段から不断なく心がけ、大きい病院には各診療科の連携や相互研修をさらに進めて欲しいと思います。

(2)休日医療の問題

私の場合、いよいよ血が止まらなくなって遠方にいる知人の医師に相談したら血液を調べてもらった方がいいとアドバイスされたものの、週末だったために、診察(血液検査)をしてくれるところを探すのに大変苦労しました。あちこち電話して、とある病院にしぶしぶ診てもらったのですが、検査結果はもう一日遅れていたらどうなっていたかという数値で、結果的に、強引にねじ込んで助かりました。

休日・夜間医療の問題は難しく、一部のお医者さんの過酷な勤務実態や、病院へのアクセスを制限することによって比較的低コストの国民皆保険制度が維持されていることも理解していますが、もう少しなんとかならないかと思います。

患者の側も、休日や夜間も平日と同様に診療してもらえて当然という感覚で休日受診するのはいけないと思います(いわゆるコンビニ受診問題)が、今度のことで、やはりこれはやばいと思ったら、多少大げさにでも訴えて診てもらう必要がある場合もあるんだなと思いました。





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