早めの抗生剤が効を奏して高熱を出すことなく骨髄抑制期を過ごしています。体調は悪くないけれど、部屋から出てはいけないので、読書三昧。目下の主訴は、疲れ目です。
渡辺謙著「誰?」を読み始めたのをきっかけに、同主演の映画「明日の記憶」を観ました。営業マンとしてばりばり働いていた男が若年性アルツハイマーになっていく様子と家族の苦悩を描いた映画です。
テーマの病気と私の病気は全く違いますが、病名を告げられて病気に関する本を読み漁るところ(そういう時期もあったな)、これからというところで仕事をあきらめなくてはならなかったところ(さぞ無念だったろう)、樋口可南子さんが演じる妻がとうとう耐え切れずに家を飛び出して泣くところ(家内もこういう瞬間をいくつも乗り越えてきたのだろうか)などは、身につまされて涙してしまいました。
それから、子供の頃にみて心に残っていた独眼竜政宗と虎哉禅師が、また師弟として向かい合って演技をしているのは、なんだか本当にいい画でした。大滝秀治さんは、永遠の「人生の師匠」ですね。