今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み -23ページ目

今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み

         ~今・ここへ~

                    

 

 

 💈理髪店のクルクルから目が離せない1歳のボク💈                   ~サインポール~

 

 

歩道のずっと向こうのほうに、

座り込んでいる女の人の姿が見えます。

歩道の隅、建物の壁際に、しゃがみこんでいる様子です。

どうしたのかなぁ、

と思いながら、近くまで行って、

思わず、笑顔になりました。

 

女の人は、お母さんです。

座り込んでいるところの少し奥に、理髪店の入り口があり、

そこには、あの赤と白と青の縞模様がクルクル回っていて、

1歳ぐらいのボクが、

それに手を添えたまま、ジ~っと見入っているのです。

 

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理髪店の店頭にある、あのクルクル回っているものは、

日本では、サインポール、というのだそうで、

この3色は世界共通だそうです。

クルクル回っているのは、営業しているというサインになるようです。

 

その起源は定かではないそうですが、

理髪師が外科医も兼ねていた昔のヨーロッパにすでに存在していて、

赤は血液、白は包帯を表わしていた、という説があります。

 

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お母さんとの関係性は、子供の成長に一番大きく影響するようです。

そのため、

維摩会 春秋館では、母子関係に触れることが多々あります。

このようなお母さんに育てられたら、

子どもはいろいろなことに興味をもって、伸び伸びと育つように思いました。

 

ボクは、まるでサインポールと一体化してしまったかのように、

じっと動きません。

それを見守るお母さんも、じっと座ったままです。

きっと、ボクの気が済むまで、お母さんは待ってくれることでしょう。

~赤と白と青の縞模様だけが上に流れていき、

 そのまわりは止まっているような、ある種不思議な時空間でもありました。

 

私はじっと見ているわけにはいきません。

そのそばを通り過ごして、しばらく歩き、

角を曲がるところで、振り返ってみました。

お母さんは、まだ同じ姿勢でしゃがみこんでいます。

ボクはいつになったらクルクルから目を離すのかなぁ、と、

ちょっと、心配に思ったりもしたのでした。