👀 30分間 隣にいても気付かなかったお兄さんふたり
~スマホに夢中~
>おぉ、隣にいたんか!
下車する駅が近づき、
立ち上がってドアのほうに向かおうとしたお兄さんが、
隣から立ち上がった、同じくらいの年齢の男の人に、
そう話しかけました。
話しかけたお兄さんは、私と同じ駅から電車に乗りました。
三人掛けの座席に、すでに男の人がひとり座っていて、
私は、その座席のはじに、
一緒に乗り込んだお兄さんはまん中に座りました。
私の隣に座ったお兄さんは、ずっとスマホに見入ったまま、
その反対となりに座っていた男の人も、
ずっとスマホに見入ったままです。
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日本人は世界の中でも近視の若者が多い、と
維摩会 春秋館でお聞きしたことがありました。
近視眼的、という言葉があります。
「大局を見通せず、目先のことだけにとらわれているさま」を言います。(『大辞泉』)
遠いところは見えず、近いところだけしか見えない、
という近視の肉体的な在り方を、
精神的な在り方として表現していると言えるでしょう。
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電車には、30分以上乗っています。
その間、隣のお兄さんたちは、それぞれがスマホに夢中で、
隣の人が知り合いだとは、まったく気が付きませんでした。
座ってしまうと、真横の人の顔は見ない可能性が高いと思いますが、
座席に座るときには、
座っている人の姿は、なんとなく目に入るものだと思っていました。
スマホに夢中のお兄さんたちの様子は、
近視眼の姿ではないかしら、と思うのですが、
同時に、
集中力がある、とも言えるのかもしれないなぁ、と思います。
仕事の時に、どちらの側面が強く出るのか、
良いほうに現れるといいなぁ、と思ったお兄さんふたりでした。
