🔦 エ～～～ッ と歓声が上がるのは日本だけ 🔦 ～アイドルグループの世界ツアー～
日本人って、すごくカワイイんだって、わかったんです。
熱を込めて、そう語っているのは、
３０歳になったばかりの、職場の女の人です。
どこか、あどけなさが残る雰囲気は、
独身のままで、アイドルグループに夢中になっているから、なのかもしれません。
そのアイドルは、
×××という韓国のグループで、
～×××は、聞いたことのない長い名前で、もう忘れてしまいました～
彼らの世界ツアーやイベントの様子は、生配信や録画の動画で見ることができるのだそうです。
韓国や日本、アメリカが多いようですが、
それぞれのお国柄がよく出ているようで、
その様子を色々聞かせてくれました。
コンサートで、ファンが一同にペンライトを振るのは、日本だけだそうです。
特にアメリカでは、そもそもコンサートの間に、
人の出入りが多く、通路を歩く人がずっといて、
ものを食べている人の姿も見られるそうです。
日本では、コンサート中は食べ物は基本禁止だそうで、
生写真（こう言っていました）を撮るのも、日本だけは禁止なのだそうです。
そして、日本人はそれを守っているようです。
バラードの曲になると、会場がシ～ンとなって、曲に聞き入ってくれるのも、
日本だけだそうです。
イベントや移動の時は、アイドル達に近づきすぎないように、
柵や白線で境界が定められ、もちろん、警備の人もいるようですが、
日本以外では、白線はもちろんのこと、
柵を乗り越えてダッシュしていくファンがいるとのこと、
一方日本人は、柵の内側にきちんとおさまり、
しかも、一番前の人は、後ろの人も良く見えるようにと、
しゃがんでいることが多いそうです。
そして、日本だけ、とアイドル達も不思議に感動しているのが、
コンサートで最後の曲になった時に、
これが最後の曲です、とアイドルが紹介すると、
エ～～～ッ！！！ と歓声が客席から上がること、だそうです。
日本以外では、最後の曲と言われても、ファンの人たちは淡々としているので、
この日本人の反応に最初に接した時には、とても驚いた、と
インタビューにあったそうです。
そして、職場の女の子は、こう続けました。
今まで、どこも日本と同じ、としか思っていなかったけれど、
世界ツアーの様子を動画で見て、
初めて、色々な国の人達の雰囲気が違うことがわかりました。
日本人って、すごくカワイイんだって、わかったんです。
なんか、まじめで控えめ、です。
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アイドルグループのことはまったくわかりませんし、
オッカケをするファンの心理も、どこかピンとこないものがありますが、
アイドルとファンとの関係性ということで、
維摩会 春秋館でご解説をいただいたことがあります。
そして、この女の子の話しも、とても興味深く聞くことができたのです。
それは、おそらく、
この女の子がファンでありながら、
コンサートの様子などを客観的に見ていて、
そこから、お国柄を感じ取り、
今までよりも広い世界に目を向けるようになったから、かもしれません。
単に夢中になっているだけではなく、冷静にまわりも見ているのです。
配信されたものを見ているので、客観視もしやすかったのかもしれません。
勉強になります、と女の子は言っていましたが、
その話を聞いた私も、とても勉強になったのでした。