思い出の喫茶店が閉店しました 〜大学時代のたまり場〜
リサイクル商品を並べている喫茶店は、
一階でケーキなどを販売して、2階が喫茶ルームになっていました。
もう、過去形になってしまいました。
この6月で、ここのお店を閉めたのだそうです。
このお店は、
近くの大学生のたまり場になっていたり、
ご近所の人たちの憩いの場になっていたりと、
とても街になじんでいたお店です。
私自身、学生時代にはよく通っていました。
喫茶室はとても贅沢にゆったりと作られていて、
一番大きなテーブルは、普通で8人掛け、
向かいの人には手が届かないくらい大きな木のテーブルで、
勉強会と称して、よく皆でおしゃべりをしていたものでした。
当時では珍しかったクレープがおいしく、
紅茶もポットで出してくれました。
ランチ時はご近所の人でにぎわうので、その時間をさけて、
お茶とケーキで、ずいぶんと長居をしたものでした。
100年近く続いてきたお店ですが、
跡継ぎがいない、らしいのです。
ケーキ職人さんでしょうか。
大学時代から比べると、街の様子も随分と変わりました。
なによりも、コンビニとチェーン店が増えました。
どこに行っても同じようなものが手に入る安心感はありますが、
どこに行っても同じ、になってしまいました。
新しい時代は、情報がさらに重要になり、
自由で、個性がより大切になってくるそうです。
維摩会 春秋館でも、そのような時代での生き方をお教えいただいています。
新しい時代には、
街のつくりもまた変わってくるのかもしれません。
昔ながらのお店がなくなってしまうのはとても寂しく残念ですが、
同時に、
時代の移り変わりを感じざるを得ませんでした。