天空に続くエスカレーター ~気持ちのいい一日の始まり~
まるで、天空に続くエスカレーターみたい・・・。
一瞬、めまいを覚えるような感覚に襲われます。
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駅前の大通りから直接に、
2階にある駅前の広場まで続くエスカレーターです。
エスカレーターに乗って、数段分くらいは、
広場にある建物の屋根が見えているのですが、
上るにつれて、その屋根が見えなくなり、
エスカレーターの終わりのところが、空に繋がっていきます。
まるで天空に運んで行ってくれるようなエスカレーターなのです。
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階段を一段一段自分で登って、上まで行くこと、
階段の一段に乗ったまま、階段が動いて、上まで行くこと、
つまりエスカレーターですが、
どちらも、上の階にいきつきます。
一番早いのは、エスカレーターを歩いて上ることでしょうか。
歩かないでください、という表示が時々あるようですが、
エスカレーターは、左右のどちらかの側を空けて一列に乗っていることが多いですので、
歩きながら利用する人もいる、というのが前提のようです。
エスカレーター式なんとか、という表現もありますが、
なにやら、人生にもたとえられるように感じます。
人生のひとつひとつを自分で意志・意思をもって生きていくこと、
流れに任せて、流れに乗って生きていくこと、
時と場合に応じて、どちらも大切に思えます。
そして、流れに乗って、なおかつ自分の意思をもって生きて行くこと、
これが、一番よさそうです。
維摩会 春秋館で、運気の流れ、というものがあることを教えていただきました。
その運気の流れに乗って、
しかも、ただ漫然と乗っているのではなく、
自分の意思的な力で進んで行くこと、
これが、生きていく上でとても大切なことなのです。
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この駅前に来た時には、いつもこのエスカレーターを使って、
上を眺めながら、駅に向かいます。
特に天気のいい朝は、
爽やかな空気の中、真っ青な天空に向かって上っているようで、
とても気持ちのいい一日の始まり、になるのです。