スロープと屋根とがほしい 台車の移動 ~消防法とユニバーサルデザイン~
同じようなことは続くもので、
今日も 段差 に悩まされました。
おまけに、時折小雨が降るようなお天気で、
屋根もあったらいいのになぁ、と、さらに要求は増えたのでした。
職場で、台車を使って、何度も荷物を移動することになりました。
移動先は隣りの建物なのですが、
一旦、外に出なければならず、
しかも、屋根がついていないところを通らなくてなりません。
同じ職場の建物なので、
以前、雨の日でも傘無しで行き来ができるようにしてほしい、
と要望したのです。
ところが、消防法上、渡り廊下のようなものの設置がダメなのだそうです。
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消防法、とは、
「火災を予防・警戒・鎮圧し、
国民の生命・身体・財産を火災から保護することを目的とする法律。
昭和二十三年(1948)に制定。」 (『日本国語大辞典』)
全46条から成り、
消防設備や点検、消火活動、緊急業務などが規定されています。
職場には、
消防法に基づいて、自衛消防の組織があり、
私も一度消防に関する講習を受講し、試験を受けたことがありました。
住まいの賃貸ビルでも、
消防設備の点検があり、点検が済むと署名捺印をしています。
今の職場の建物は、30年ほど前に建てられたものです。
隣の建物は、その10年後ぐらいに建てられました。
当時でも、建物間の行き来は予想できたと思うのですが、
なんとも使い勝手の悪い二つの建物になってしまいました。
将来を見据えた計画がなく、近視眼的な日本人、との御話しを
維摩会 春秋館でお聞きしたことがあります。
大きな資金が必要になるときはなおさら、
将来のことを、多方面から検討して動き出さないといけない、
と思ったのでした。
そのような視点があれば、
消防法にもユニバーサルデザインにも合致するものになる、と思ったのでした。