テレビで見るユーチューブのウルトラマン ~お母さんには譲れない~
スマホに連絡が入りました。
このままでコピペ返信ください、との指示です。
どうしたら簡単にできるのだろう、と思っていたところ、
隣の人にも同じ連絡が来ていることがわかりました。
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これでいいのですか? と尋ねてみると、
ちょっと、お借りしてもいいですか? と。
もちろん、ハイ、と自分のスマホを渡しました。
ササっと、数回、指先が画面の上をすべると、
できました、
と、スマホが戻ってきました。
お礼を言って、スマホにはなかなか慣れない、と話しをすると、
私も手探りです、とのこと。
幼稚園の息子さんがいるお母さんです。
うちの息子は、教えてもいないのに、スマホを使う、とのこと。
そのボクは、自分用のスマホはまだ持っていません。
お母さんのスマホを勝手にいじって、覚えてしまうのだそうです。
ウルトラマンが大好きなんですよ、とのこと。
スマホと話しが繋がらず、テレビ番組ですか、とお聞きしたところ、
スマホでユーチューブのウルトラマンを見るのだそうです。
しかも、最近買い替えたテレビはパソコンやスマホ画面も簡単に映るそうで、
ユーチューブのウルトラマンを、大きなテレビ画面で見ることを覚えたそうです。
お母さんもびっくりのスマホ操作のようですが、話しがさらに続きます。
私がテレビを見たい、と言っても、
うちの子は、ダメ、と言ってテレビを譲ってくれないんです。
主人が、テレビ見るぞ、というと、うん、と言ってテレビを譲るんですよね。
息子にとって、家の中での順番は、主人、自分、そして私、のようなんですよ。
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少し怖いお父さんと、安心して甘えられるお母さん。
ボクにとっては、とてもよいお父さんとお母さんに思いました。
わがままに育てられ、我慢することを教えられていない、
維摩会 春秋館でそのように育った人のことをお聞きしました。
安心感と、規律に従う厳しさと、この二つの側面が必要です。
これは、小さい頃からのしつけで身につくものだろうと思います。
お父さんとお母さんの役割は、まさにそこにあるように思いました。
ニコニコと嬉しそうに話しをしてくれるこのお母さんは、
お父さんと一緒に、
キチンと子供さんをしつけているのだなぁ、と思いました。