とろ火 か 圧力鍋 か
~時間をかける 圧力をかける~
人生50年が、人生80年になり、今は人生100年時代となりました。
人生のどの期間が長くなったのか。
働き盛りの、いわゆる成人や大人といわれる期間が長くなったように思っていましたが…。
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心理学を勉強して、しばらく学校の先生をしていたという女の方からお聞きしました。
“今は、実年齢に0.7をかけた数字の年齢と思って考えるといいようですよ。”
100歳であれば、70歳、
80歳であれば、56歳。
人生80年と思っていた私の感覚では、これぐらいがちょうどよさそうかもしれません。
そうなると、社会人になっている30歳は、まだ21歳。
20歳は、中学生の14歳になります。
最近は、職場の若い人たちが、より幼くなっている感じがしています。
自分が若かったころも、同じように思われていたのかもしれませんが、
平均寿命は確実に延びています。
栄養事情が良いことから身体はすくすくと成長していますが、
心の面、精神面の成長は、ゆっくりになっているのかしら、などと思いました。
ちょうどその時、
「それでは、おとなになるのはゆっくりでいいんですね」との声。
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煮込み料理を作るのに、圧力鍋が便利です。
とろ火で長時間煮込む料理が、時間も短縮、光熱費も節約して、出来上がります。
電子レンジの時短では、出来上がりがいまいちのものもありますが、
圧力鍋は、とろ火と同じように出来上がります。
圧力鍋は、短い時間に大きな圧力をかけます。
とろ火は、圧力は小さいものの、時間をかけます。
今、日常生活においては、栄養事情もよく、物もあふれています。
人と接することなくして、それなりに生活もできます。
これが恵まれているかどうかは、一概には言えませんが、
ひと時代昔よりも、今の方が日常生活での圧力は少なくなっているように思えます。
子供顔のままおとなになっている、と維摩会 春秋館でお聞きしたことがあります。
身体はおとなになっても、内面がついてきていないことのあらわれのようです。
お料理に、大きい圧力がかかれば時間は短くて出来上がりますが、
圧力が小さいと、出来上がりに時間がかかります。
ひと時代前は、日常生活に圧力が高かったので、それなりに早くおとなになったのかもしれません。
今は、日常生活の圧力が少ないために、大人になるのに時間がかかるのかもしれません。
おとなになるにも、圧力か時間が必要なのだなぁ、
と思いながら、かける0.7に納得していました。
