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07Jan
- サウナサバイバル
  サウナが好き。まずは、温泉で身体を温める。その後、サウナ→水風呂を数回繰り返す。３ターン目くらいから、水に入った時、身体がブワァああんっていう感覚になる。水に身体が溶ける感覚。境目がなくなる。思考もクリアになる。昨日、水風呂に入りながら考えたのは、この裸の状態で世界に放り出されたら、私は生きていけるだろうか？ということ　笑頭の中で一人サバイバル。生まれた時、そうだったよね。でも、ここまで生きてこれた。で、多分生きていけるという結論に至った。でも、この裸の状態の生身の人間の自分を鍛えたいと思った。何も話さなくても、この人の前では、いつもよりちゃんとしなきゃって空気を出す人っている。すごいなって思うの。その人の内側が空気に伝わって、それを受け取ってそうなる。私はきっとそういう空気をピシッとさせるタイプではないけど、普段、何かを着ている時も、何かを纏って内側を守るのでなく、内側の外側が服という感覚でいたい。サウナおすすめ。１番のお気に入りは、双葉の湯阪神間の方は、ぜひ。パワースポットだと思うのよ、ここ💛
04Jan
- 友達を増やす
  年末に行った初めての美容院。初めましての美容師さん。美容師さんが一人だけの美容院。最初のカウンセリングからシャンプー、乾かすところまで、全部同じ人がしてくれる。今まで何年も行っていた関西にある美容院も、一人の美容師さんが施術してくれるとこだったから、社交的人見知り（しいたけさんの言葉）の私にとって、有難い場所だった。たまたま見つけた美容院だったけど、何年も悩んでいた髪の悩みが解決された。その美容師さんは、自分の技術を長年付き合っている彼女か親友でも紹介するかのように私に説明してくれた。こういう性格なんですよね、こうすると扱いやすいんですよね。みたいに。その技術と薬剤のことを正確に理解しているから、変容のさせ方も絶妙。大好きなんだって。仕事が。その施術してる時が。そう考えたら、私、人間以外の友達ってどれくらいいるだろう？「友達」と呼べる技術。バイバイする程度の友達は結構いるな。バイバイ友達で更に仲良くなりたい子たちと、友達になる年にしたいな。本当の人間の友達に紹介できるくらいに💛今年も、起こってくることを楽しみながら、楽しく笑って過ごそうと思います＾＾元旦に見た朝日が、キラキラ、すごく強い光を放っていた✨２０２１年もどうぞよろしくお願いします💛
22Dec
- 美しい音の世界で生きていく
  飛行機の中で書いたブログ。読んでくれてありがとう。旅の第一話はこちら↓『旅の始まりはいつも』先月の旅のお話。奄美大島についた。飛行機を降りて、大きく空気を吸い込む。新しい国や土地についた時,まず、風を感じる。その風が運んでくれるその土地の情報…ameblo.jpコロナでずっと家にいたけれど、私はやっぱり、予想出来ない出会いがある旅というものが大好きだと改めて思った。東京に降り立った時、いつものように嫌だと思っていないことに驚いた。旅をプランした時に、感じたいと考えていたこと以上のことを受け取って、もう心がいっぱいだったからだと思う。もう一つ、東京で飛行機を降りて驚いたことは、音の多さ。当たり前になっていて、意識もしていなかった。奄美では音も言葉も少なかったことに気がついた。レンタカーの予約も、いつですか？お名前は？はい　ガチャ。で予約完了。前日キャンセルの連絡もお名前は？はい、またね　ガチャ。でキャンセル完了。お互いを信頼して、期待もしない。円は、縁で、みんなが良い人であるという前提で成り立っている社会は、キャンセルポリシーが、、とか余計な音が何もなかった。だから、本当に大切な音が、沢山聞こえてきた。私は、綺麗な音の中で生きていきたいんだと気付いた。都会にいながらでもきっと不可能ではないから。綺麗な音を選びながら、また私自身も奏でながら。新しい世界を生きていきたい、な。風の時代、はじまるよ✨
- はじまるよ
  夜が明けて、朝１番のフェリーに乗らなければならなかった。朝食の代わりに、女将さんが、おにぎりを握っていてくれていた。ありがとう、また来るね、さようなら。フェリーに乗る前にどうしても、初日に見た、ガジュマルに会わないと、と思った。車を降りて、走っていって、木にハグをした。　　木もギュってハグをしてくれているのが分かった。「始まるよ、行ってらっしゃい。」って、言っていた。加計呂麻島、次への架け橋になってくれた。会えて良かった土地。
- アナスタシア　幼児教育のこと
  海塾５マイルには、本棚がある。読みたい本が沢山あった。でも、頭が自然の中モードになっていたため、沢山は読めなかった。その中で、見つけた「アナスタシア」という本。実は、この本、自粛期間に同僚が勧めてくれていた。「絶対好きだよ、読んだ方がいいよ」って。アマゾンでは廃盤になっていて、（今は戻っているみたい）いくつかブックオフも回ったけど会えなかった。でも海宿５マイルで会えた。最終日の夜、読み始めると、止まらなかった。中でも、印象に残っているのが、教育の話。小さな子ども（９歳くらいまで）は、自然の摂理を感覚で学ばせてあげること。例え、他の子供達に比べて、勉強を始めるスピードが遅くなったとしても、すぐに追いつくことが出来る。なぜなら全ての学びの根本は、自然の摂理であるからだ。という内容だった。この考え方は、これからの私にすごく役に立つ。指針になりそう。海宿５マイルの、看板息子くん５歳は、まさに自然児。私が、痛くてキャーキャー言っている砂浜のサンゴの上も彼は、裸足で走っている。木登りだって得意。心が開いていて、感覚も敏感で、自然の中で育つと、こんなに美しい子に育つんだということを体現している彼に出会えたことは、とても有難いことだった。宿にいる、２匹の猫が、どうして、ニニとジジっていうか知ってる？って言うから、教えて♪って言ったら、虹のかかった日に来たんだよって教えてくれた。最後の夜、まだ暗い夜明け前、その本に書いてあった通りに、一人で海に行ってメディテーションとお祈りをした。
- 海宿５マイル
  愛に溢れた宿。旅の最後の２日に、ここを選んで本当に良かった。言葉はいらないかな。
- 導き
  海宿５マイルの食事をするメインの建物に入って、びっくりした。この絵が飾られていたから。時を戻して、今年の６月ごろ、どなたかのFacebook投稿のシェアで、小林煌さんという版画家の方を知った。ホーム | いろおとひかりwww.irootohikari.com彼女の作品を見た瞬間、ハートの扉が、ぶわんって開くいて、魂がブルブルぶるってなる感覚があった。この感動を伝えたくて、ご本人にメッセージをしたら、すぐにお返事をくださった。紡ぐ言葉が美しくて、とても嬉しかった。８月に、「生まれたよ」というキャプションと共に、アップされた版画。その日に、私の甥っ子も生まれたよ　だから、その版画がプリントされたカレンダーを甥っ子にプレゼントすることを決めていたのだけど、出来れば、オンラインではなく、作品に触れて買いたいなと思っていた。海宿５マイルの大きなお部屋の中心に彼女の作品が飾られていて、嬉しい再会みたいな気持ちで、胸がいっぱいになった。オーナーさんに聞くと、数ヶ月前に、そのお部屋で、彼女の個展をしたんだって。これはただの偶然なのかな？お導きかな？カレンダーも、そこにおいてあった。ギュッとその場所のエネルギーもプラスされたものを頂くことができ、思い描いていた通り、先日甥っ子にプレゼント出来た。私も２０２１年は、このカレンダーと一緒に日々を刻んでいくよ。
- 可愛い可愛いパン屋さん
  私たちが、車を停めている間にスーツトラベラーが先にお店に行ってくれたものだから、カフェのオーナーさんは、何かの取材！？と驚いたみたい。手作りの可愛い可愛いパン屋さん。ここで、パンもジャムも手作りされている。ジャムは島で採れた果物で。美味しかった。置いてある本も素敵な本ばかり。ターシャおばあさんの本が気に入った。スーツトラベラーは可愛いカフェでとても浮いていたけれど、相変わらず、面白い話をたくさんしてくれた。いつもそんな元気なんですか？と聞くと、いつも元気と言うわけではなくて〜起きることにどう対応するか自分で決めるだけなんですよ〜ハハハでもね、笑っていると楽しくなるんですよ　ガハハハスーツトラベラーと過ごした約３時間、名字しか知らないけど、彼は本質の話、身体の話、食に関する話をこれでもかというくらい、処理が追いつかないくらいにしてくれた。最後は、港までお見送りして、彼は消えていった。不思議な人だった。そこから、私たちは、「海宿５マイル」へと向かった。直感で決めたけど、島の誰に聞いても、そこなら間違いないとお墨付きをもらっていた宿。
- スーツトラベーラー
  誰もがゆるーい服を着ている島で、浮きに浮いていたスーツのおじさん。何かの業者の人？？？僕も旅行ですよーハハハハハハハハインドもこれで行くんですからーハハハハハハハハこのまま出勤することもあるんですよーハハハハハハハハこういう出会い最高ですよーハハハハハハハハとにかく元気だ。声も私の１０倍くらいの大きさ。面白いので、お昼ご飯を一緒に食べないかとお誘いしてみた。もちろんですよーハハハハハハハハとのことで、３人旅が始まった。Google マップで「ランチ」と検索して出てきた、ここー！と思ったお店に電話する。今からパンを焼くからゆっくりきてね。とのこと。島の道は、ほぼ１本。おじさんが後ろに乗り、３人でいろいろと話しながら、いくつか山を超え、しばらく走るも一向につかない。おじさんは、スマホを持たず、紙の地図を頼りにいつも旅をする。電波が不安定な島で、普段携帯に頼りっぱなしの私たちの方向感覚はあまりにも無力。。。結局おじさんの紙の地図にお世話になることになった。スタートの時点から、真逆に行っていたことが分かった。でも、迷子になったお陰で出会ったガジュマルの木がなんとも言えないもので、でも、不思議と会えてよかったと思える木だった。予定より、３０分遅れでカフェに到着した。おいしいパンが焼き上がっていた。
- 加計呂麻トリップ
  最終日、民宿やどりのお父さんが、船乗り場まで送ってくれた。お世話になりました。私たちは、フェリーで加計呂麻島へ向かった。最後２日目のテーマは、「次への架け橋」その頃には、私たちの心も身体も準備が出来ていて、もうなんというか過去も未来も考えずに、「そこにいる」状態だった。フェリーに乗って２０分。島に到着し、降りてから、レンタカーを借りていないことに気が付く。色々な人に、レンタカー絶対いるよ！と言われていたのに。でも、焦ることもなく、「あ。」くらいで、近くのスーパーで聞いて、すぐにレンタカーを借りることが出来た。（この頃には、運転もだいぶマシになって、後ろに渋滞が出来ることもなくなった）加計呂麻島トリップの始まり。まずは、島で有名なガジュマルの木を見にいく。寅さんの撮影ロケ地だそうだ。ガジュマルの奥に何かを感じ進んでみると、信じられないほど大きな葉っぱの茂み。そして、神社。入った瞬間、膝がかくってなった。お参りをして、ガジュマルに戻ると、スーツのおじさんがいた。写真を撮りましょうか？と声をかけてくれた。あまりにも不思議なスーツのおじさんの登場。
- 視野を拡げるということ
  南下する前の最終日の夜、友達が見つけてくれた居酒屋へ。見たことのないものも食べてみる。あと、「魚の唐揚げ」を注文した。てっきり、コロコロした唐揚げが来るのかと思ったら、丸ごと一匹の魚の唐揚げが出てきた。びっくりした。嬉しいサプライズ。でも同時に、同じ日本で、同じ言葉を使っていても、その土地のバックグラウンドによって、一つの言葉から全く違うものを連想している（期待していた）ことに少し驚いた。そりゃあ、違う言語を話す、人種も文化もバックグラウンドも違う国の人たちと、自分の視点からだけで話していても、何も解決しないわけだ。「視野を拡げる」って、多くのことを知っていくことだと思っていたけど、本当は真逆で、ゼロになって、真っ白の状態で世界を見ることなのかな　と思った。知ることで、レンズがクリアになっていく。気がついたら、ありのままを直視できるようになって、相手のそのまんまを受け入られるようになっていく。その状態を　視野が広いっていうのかなって。
- 身体の声を大切に
  カヤックを終えた後の、晩ご飯。とても眠かった。お父さんは、笑っていた。「無理したら、眠たくなるでしょう。ははは」なんかさぁ、無理することが良いとか、頑張ることが良いとかいうこと、私たちが受けてきた教育のベースに埋め込まれていたけど、本当、おじいの言う通りだよな。と思ったの。無理しすぎたら眠たくなる。私は、それが多分人より顕著に出る。無理をすると冬眠してしまう。今年の頭に、すごく迷ったことがあって、ある人に相談したら、「身体に聞いてごらん。」って言われたのをすごく覚えている。身体は知っている。頭だけを動していると、身体は置いてけぼりになってしまう。それで、もう、だめ、SOSって言う時に、病気になったり、冬眠したりするんだと思う。身体を休めるためにね。「眠い時に寝れる生活」怠け者に聞こえるけど、すごく生き物らしくて、ここが保たれると、私の心と身体はすごく安定することにやっと気付いた。私には大切な条件なんだ。
- カヤックからの学び
  宿のお父さんが連れて行ってくれるというので、カヤックにトライすることにした。お父さんの手作りコロコロに乗せて、3人でカヤックを海に運ぶ。漕ぎ始める。最初は、元気に歌いながら。思ったより早く、疲れてきた。おじさんは終始最高の笑顔で漕いでいる。おじさんが、ライフジャケット忘れたから取りに行ってくると戻った。私たちが40分かけてきたルートをおじさんは、10分で戻ったそうだ。一度宿まで戻ったおじさんは、またすぐに私たちにおいついてきた。恐るべし、70歳の島人の体力。カヤックは学びが多かった。・向かい風の時はしんどいけど追い風の時はびゅんびゅん進む・先を見ながら方向を調整すること。間近で調整するとジグザグ進むことになり、体力を消耗する・２人で乗ると、支えあいながら進むことができる。途中順番に休憩しても良いしね。・ペースが合えば、ものすごく早く進んでいく。・次の浜に着くまで終わらない。身体とメンタルを繋げる、良いプラクティスになる。こういうところで２週間くらいワーケーションをして、気分転換にカヤックみたいなことをしてみたい。な。すごく鍛えられそう。目的地の浜に着くと、お父さんが、カヤックの手前の蓋をあける。そんなところにポケットがあるとは！そこにポカリスエットと、手作りのどら焼きを入れてくれていた。3人で仲良く座って食べた。後から知ったけど、この時私たちがいたのは、上から見るとハートにみえる浜。ポカポカであったかい時間だった。
- ウェルカムの虹
  友人と一致で選んだ宿民宿　やどり瀬戸町というところにある。バスに乗り、着くまでは、バケツをひっくり返したような大雨。バスの終点駅まで宿のおじさんに迎えにきてもらった。宿に着いて、車を降りた瞬間、雨が上がった。振り返ると、大きな虹がかかっていた。私たちはこれを「ウェルカムの虹」と解釈した♡私の中で良いヒントと思っているのは、虹、誕生日、１１１の番号、と羽が降ってくる時。この土地に着いた途端、友人のスイッチが入った。彼女の魂がすごく喜んでいるのがわかった。普段おとなしい彼女がスキップしていた＾＾彼女自身も、「ここすっごく好き！」と言っていた。　　土地とのご縁って絶対にあると思う。宿から歩いて3分ほどでT字路がある。左に行っても、右に行っても海。ただこの２つ、全く違うビーチ。左は強くてかっこいい右は優しくて明るくてその真ん中に立つ宿は本当に居心地が良かった。左のビーチは朝日、右のビーチは夕陽が綺麗に見える。私たちは、その日から３日間、毎日毎日朝日を見に行った。ご飯は、朝晩は、宿のお母さんとお父さんの手作り。朝ごはんは、畑のお野菜。夜ご飯は、お父さんの釣ってきた新鮮なお魚。この頃から身体が自然と溶け始めて、波の音を聴くと身体が勝手に喜びのダンスを始めるようになった。毎晩お父さんが入れてくれる五右衛門風呂も芯から温まって最高だった。宿は小さなログハウス。これもお父さん手作り。部屋に入った時、サウナの匂いがする！って言ったら汚れや傷ができると、少し紙でやするんだ。そうしたら木の次の面が出てきて、また香るようにもなるんだよと教えてくれた。きっとぐっすり寝れるよ。みんなそう言うから。言われた通り、その日は、深い深い眠りだった。翌日は、お父さんにお願いして、カヤックに乗せてもらうことになった。
- 待ち合わせ
  コロナ禍で、以前に増して、多くの人が個人のメディアを積極的に使うようになったと感じる。インスタライブとかYouTubeとか。そのお陰で、4月5月、直接会ったことはないけど、なんか知っている。この人とは、会うことになると感じる人に何人か出会えた。その人からまた次の人と繋がったり。その中の1人。奄美のモアナこと、Ayahaちゃん。会ったこともないけど、DMをして、奄美のおすすめの場所を聞いたら、快く教えてくれた。旅のヒントは現地の人に聞くのが一番。3日目からは、Ayahaちゃんに聞いた土地をヒントに南下することにした。こんな感じで直感で、２０２０年の前半、会えると思った人たちに、後半、少しずつ会えている。会ったとき、「久しぶり」という感覚がするから不思議だ。会うべき人とは、無理してスケジュールを合わせなくても、呼吸をするように会えることが決まっていく。Ayahaちゃんと夕日を見ながらヨガをした。会えてよかった。
- 粋なことするよなぁ
  3日目からのテーマは、「自然と溶ける」島の南に行くことが決まっていた。一度レンタカーを手放す。最後の２日行くことになっていた加計呂麻島に、車を持っていけないことがわかっていたから。その前に、有名なハートロックを見に行った。そのビーチにたどり着くまで、プチハイキングコースがある。ジャングルのような。ジャングルを抜け、ビーチに出ると、空を飛んでいるおじさん。「気持ち良さそうですね」と声をかけると「最高ですよ」と言っていた。ハートロックは、今は見れない、早くて30分後くらい。潮が引いてから見えると教えてくれた。私たちは、島を南下するためのバスの時間があったので、次へ向かうことにした。でもこのハートロックの前で目を閉じると、薄ピンクの優しいエネルギーに包まれて、ハートが開くのを感じた。実際には、見れなかったけど、見れた気分だった。あとから写真を見直すとハートロックの真上の雲がハートになっていた。ふふふ自然は、いつもサプライズをくれる。粋なことするよなぁ💛ぜひ、たまに目を開いて自然を見つめてみて。
- Give First 　物語は自分で創る
  ３日のうちに色々な話をして仲良くなったおじいと私たち。一人暮らしのおじいは、私たちの訪問をとても喜んで楽しんでくれた。「おじさんすごい本があるんだってば。ちょっと待ってて」と言って家に取りに帰り、持ってきた本は、「誕生日占い大全」え？笑個人情報だからなぁ、おじさんはあっち行くっち　と私たちが本を読んでいる間、おじいは５mくらい先で違う方向を見ていた。久しぶりに読むと確かに面白かった。次に、ちょっとこれ渡したくてさぁ、何かの裏紙で作った、写真を貼れる台紙を手作りで作って持ってきてくれた。小さくおじいの名前入り。名前、忘れないから大丈夫だよ。最後の夜、少し恥ずかしそうに、「あのー、年賀状書いてくれるか？」と新しい年賀状を私たちに渡した。きっと、お昼、郵便局に行って、２枚買ってきたんだと思う。不安がないというおじいだけど、コロナ禍、島の端っこ、ひとり暮らし、きっと寂しいんだろうな。年賀状書いてねっていうだけじゃなくて、買ってきている。２ヶ月後の未来へジャンプして、自分で物語を創っていくおじいは素敵だし、かっこいいと思った。別れ際には、おじさん本当に楽しかったと言って、わたしには夏川りみ、友人には、元ちとせの中古のCDをくれた。これ、中古で買ってなあと、聞いてないのに教えてくれる。気持ちがとても嬉しい。プレゼントって本当に気持ちだよね。新品でなくても、ラッピングがなくても、ちょっと意味が分からなくても、想ってくれる気持ち。おじいにサヨナラをして、次の目的地へと向かう。
- おじいとの出会い
  眠い目をこすりながらビーチへ向かう。旅行先が海の場合、朝日を見にいくのが習慣。一人でも行く。初日に起きれば、２日目からは勝手に目が覚めるし、自然でパワーチャージされると睡眠時間がそんなに長くいらなくなる。　　　　裸足でビーチを歩き、朝のメディテーションをする。朝日が綺麗。見惚れていると、「でんぱくさんかい？」と言いながら、４０cmはありそうな、立派な魚を片手に掴んだおじいが現れる。しまんちゅおじいとの物語のはじまり。方言で半分くらい何を言っているのか分からないけど、とにかく明るい。おじいは、それから毎食、私たちに魚のお味噌汁を作ってくれた。必要な分だけ魚を釣り、畑で沢山の野菜を育てているおじいは、年金が十分なんだと言っていた。不安がないんよと言って、終始ニコニコ笑っていた。自給自足と心の安定について考えさせられる。リタイアしてから、時計を見なくなったおじいは、腹時計で生活しているそうだ。その話をその後に出会った他のおじいにしたら、時計はなくても、太陽が上がれば朝とわかるし、真上にあれば正午、暗くなれば夜だからなあと当たり前のように返事をされ、驚いた。おじいは、その後もお味噌汁だけでなく、色々な学びを運んでくれることになる。
- 伝泊
  決まったエネルギーを少し泳がし、3日後またビデオ電話。それぞれゆるーく調べていた宿が共通していることが分かったので、３つの宿にそれぞれ電話して、またビデオ電話で集合。全てが3日前決めたテーマ通りにパズルのように綺麗にはまった。最初の3日、奄美大島のエネルギーに慣れるということで選んだ宿は、「伝泊　プライベートビーチのある家」この宿のコンセプトは、”伝統的な建築の中で、集落での体験を楽しむ”　というもの。一軒家貸しで、空港近くのエリアにテーマの違う一軒家が点在している。まずは、本部でチェックイン。宿のおじさんの目が綺麗でびっくりする。次に入ってきた島のお姉さんも似たような目をしていた。心と自然が繋がっているのを反映しているような少しブルーがかった深い目の色。その後の道中でも同じ目の人に何人もあった。「それでは宿へ行きましょう。」おじさんの車の後をついていく。私たちの運転が危なっかしいので、ゆっくり走ってくれた。約５分で到着。家へと案内してくれた。ドアを開けた瞬間、　え？おばあちゃんち？なんだか懐かしくて。でも水回りはとっても綺麗。信じられないほど綺麗な洋式の水洗ボットン便所。目的はそのまま。技術は最新。匂いも全くなかった。プライベートビーチに感動する。アメニティもオーガニックのもの。仕事部屋もあり、ビデオストリーミングも問題ないWi-Fiも付いているので助かった。宿の方が「それではお楽しみください」と、ドアを閉めた瞬間、二人で「きゃー」と叫ぶ。なんか全部嬉しかった。その土地にいることも、友達に久しぶりに会えたことも、このなんだか懐かしいおうちも。キッチンがあるので、その日は、土地のものを食べることに。スーパーへ向かう。ウキウキして入ったスーパー。が、びっくりするほど普通のスーパーだった。その日は晩御飯と朝ご飯だけ買った。鳥肉は、大きくて新鮮だったので、初日はチキンを焼いて食べた。久しぶりの再会にいっぱい話した。シャワーをして、フカフカのお布団で寝る。麻100%の寝具。身体が喜んでいるのがわかった。明日は朝日を見よう、おやすみ。
- 旅の計画
  今回、奄美旅行を決めたのは、まだ夏の暑い時。去年から、至る所で奄美大島というワードが入ってきていたので、アンカーを立てていた。８月の暑い日、今だっ！という時があって、その時にパッと顔が浮かんだ、中学校からの友人に連絡したら、彼女もすぐにチケットをとってくれた。2ヶ月も前に行くことは決まっていたけど、毎日に必死すぎて、全然奄美に意識が行かなかった。ギリギリまで決めないくせに、適当には決めたくない頑固ちゃま。奄美に意識が向き始めたのは出発１週間前。ビデオ電話で久しぶりに友人と話す。数年会っていなくても時間を超える小中学校からのお友達は本当に宝物だと思う。最近どうしてたの？から始まり、どんな旅にしたいか何を感じたいか旅の後どんな気持ちでいたいかを擦り合わせる。することを決めるのではなく、感じることを決めておけば、勝手にすることがついてくる。最初3日は、奄美大島のエネルギーに身体と心を慣らすこと次の3日は、自然と溶けること最後の2日は、次への架け橋というテーマになった。輪郭が出来たので、また3日後に話すことにした。

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