表六について、 | watabeのブログ

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日記で御座います。


 

振り回されて売られていく時代遅れ、底値まで値引きされた安物に価値など見出せるはずもなく、ただ店先に並べられる、埃かぶりの骨董品に役立たずと罵られ、今日も同じ場所で日に当たる、色褪せたプラスティックが妙に悲しくみえるのでした。

 

冷蔵庫の奥で眠ってた賞味期限切れ、封を切ること無く捨てられる運命、そんなものこの世にあっていいのだろうか、ただ居ただけなのに、腐敗すら感じられない色合い、今日もただ黙って眠る、きつく閉じた瞼から涙が滲んでおりました。

 

どことなく似ている紛い物、すこし違ったデザインならば個性的だと重宝されたかも、模造品の輝きなどただギラギラしているだけ、手垢だらけのメッキに何が映るのか、今日もくすんだ空を睨みつけると、雨雲が憎たらしく思えてしまうのです。

 

かすれた声で呼ぶのは愛しい人なのか、孤独ばかりの食卓にポツンと置かれたマヨネーズ、わずかな残りを絞りだすと屁みたいな音が響く、そんなシュールなシーンをもう何度も演じている、小皿に盛り付つけたマヨネーズが少し甘く思えてしまうのでした。

 

 


 

 

よく分かりませんが、
そんな日もあるのでしょうか、
興味がある方はコチラをどうぞ