落ち込んでるボク。

失ってしまったモノ。

昨日のまばゆいばかりのあの時間はもう戻ってこない。


ボクが落としてしまったばかりに。。。。。




その時!!


急に辺りが真っ暗になり、天空から神様のお声が!!!






神の~前にて身を奉る~YOUの~願いを~叶えたまえ~~~~!!!!!!


ドカ~~~~~ン!!




突然稲妻のような光がボクを襲う!!

まさに一瞬の刹那!



・・・・

・・・・・・・・・

な、なんだ、、、、?

そっと目を開く、、


何が起こったかわからずに辺りを見渡すと、そこはいつものお店。。





バタン!!

急に店のドアが開いてミツルくんが入ってきた。




そして、

一言。。


「YOUくん、螺旋丸買ってきたよ!」


FadedLetterOrchestraのブログ-Image213.jpg




え??



あっけにとられるボク。


そして、


「どうしたんだい?YOUくん。まるで狐につままれたような、ハトが豆鉄砲でもくらったような顔をして?」



気付くと、そこにはいつものみんなの姿も見える。



みんなの笑顔を見て涙がこぼれるボク。。


「おいおい、どうしたんだいYOUくん!涙なんか見せちゃって!」

「そうだよYOUくん、そういうのは大事な時にとっておきな!」


笑顔と笑い声に包まれる。


ボクは思わず、みんなに抱き着いていた。


「おっと、なんだい、急に薮から棒に!!」

「ははは、おい、みんな~YOUくんがおかしな事になってるぜ(笑)」

「宴だ~!宴の準備だ~~!!!」

踊りだす村人達。


笑顔が溢れる!!

歓喜に包まれる店内!!

そう、ボク達は遂に成し遂げたのだ!!

暗黒魔王からこの村を!町を!国を!世界を救うための冒険の旅を!!

世界を恐怖に陥れた暗黒魔王はもういない!!

日本中が、、いや世界中が一つになったような瞬間!!


涙が止まらない、、


「ボク、ボク、、

みんな、、、ありがとう!!」





こうしてボクは本日二個目の螺旋丸を手に入れたのでした。



これからは店の御本尊様として敬い奉りたもうことなかれ~m(__)m


合掌。








この物語はミツルくんが落ち込んでるボクの為にわざわざ螺旋丸を買ってきてくれた事以外は全てフィクションです。