高校時代

高校時代（昭和５０年代）のバレー部って凄くなかったですか？
何が凄いって？
監督ですよ！

よくもまぁ、あれほど殴られたもんだと･････
蹴りもありましたっけ^^
太ももが痣だらけで、親が心配するといけないから、家では短パンにはならなかったですよ。
先輩は鼓膜やぶれちゃうしさ。
これは１年生の時の監督ですが、まじ怖かった。
それこそ、命がけで頑張ってましたが。

２年生からは監督が移動になり、新しい監督が赴任されてきました。
この監督が正反対の監督で、まず丸刈り頭から長髪の許可が出て歓喜の渦が部室に響き渡りましたね。
まず、暴力はほとんどないのですが、理論派の監督でそりゃもう･･････
全てが理論、出来ない事は出来るようになるまで反復練習。
僕なんか、運の悪い事？に学級担任でしたから標的です。
練習が終わって、部員全員が帰宅しても僕だけ１人体育館に残されマンツーマンで特連。
これが２ヶ月ほど続きました。
今思うとありがたい事ですが、当時は嫌だった。
だって、下級生もいないので全部１人で片付けしなきゃならない（当たり前ですよね)
ボール集めて拭いて、ネット片付けて、モップかけて、部室で１人で着替えて
夜道を１人で帰る･･････
それがあったから今の自分があるのだけど、でも当時は嫌だった。

高校時代は両極端の指導者に教わりましたが、前出の暴力監督とは現在も色々お世話になっています^^
お酒も一緒に飲みますし、仕事もお得意様です。
理論派監督とは、以前に書きましたが卒業以来１度お会いしただけです。

指導方法は全く違ったお二人ですが、どちらも素晴らしい監督でした。


今バレーを指導なさってる方で、バレー経験者とバレー未経験者の方がおられますが、
僕は、どちらも変わりはないと思ってます。
大事なのは、指導者になってから、どれだけ指導の勉強をされたかだと思います。
バレーの経験よりも、指導経験のほうが大切。
バレーをやってた経験だけを知識として、教える（特に初心者）のには限界があります。
僕もこの世界に入った頃は、初心者指導を完全に舐めていました。

僕の場合、中学から一般までバレーをしていた事によって、沢山の指導者に教えていただいたその人達の長所短所を知った事が大いに生きているんです。
なるべくなら、恩師方の長所を自分の指導に取り入れ、短所だと思ったことはやらないでおこう。
これが未経験者の指導者と、バレー経験者としての自分の唯一のアドバンテージなんじゃないかと思ってます。