『哲学とラブレター』 | セーラの風便り

『哲学とラブレター』

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珈琲 六分儀での紙版画と水彩画展は、作品に詩が添えられていました。

  ■哲学とラブストーリー■

というテーマ、哲学とラブストーリーという対極のようでもある
概念をのせて、どのような言葉がどのような絵と出会えるのだろう・・・


言葉に救われたり、言葉に勇気づけられたりすることが
ありますね。言葉というか、その言葉に潜む思想というか。

彼の作品は、私にとってその時々に必要な言葉と思考をくれる。
気になった言葉、直球で心に響いた言葉が後々大きな意味をなし
自分を進めてくれたり、気持ちがラクになったり。

「今を変えると、過去も変わる」

「エネルギーを充電させ続けること」

「日々心を込めて丁寧に仕事をしていると、肝心なとき救われる」

何年も前に、心に留まったこれらの言葉、発想に今でも立ち戻ることが
よくある。

いつも新しい何かを発信している彼が、今回は紙版画の試み、
質感がやさしかったり、ちょっぴり間接的な仕上がりがよかったな。
大人になったあの子に贈りたい作品と出会いました。
渡り鳥・・・ という詩を添えて。


ラブレターって・・・と想像しながら展示作品を観に行きましたが、
恋愛を越えた何かとても日常的で普遍的な何かをもらってきました。
言葉のギフト、ですね。


”どんなに地位や名声や財力を手に入れても、あの時
大好きなあの子、あの人がいなければ、世界は50%色あせる”

という内容の詩や、

”きのこ採りに行ったね、
海を見に行ったね”

と回想するしながらお兄ちゃんに向けた詩など、胸キュン&ほっ。

愛ですね。恋愛を越えた愛。


それでも・・・”愛”は日本語で言うとテレるから英語で語った方が
遠慮せず語れる気がするな。


私が六分儀に行ったその時、帰り際だったお二人を除いて、
お客さんは全て一人で来ていた方々。壁際に座り、一人席の
向こうと向こうと向こうで、作品についてのお話。

書道家と紹介された上品なご婦人が、目の前の作品の鳥のくちばしの
向きについて問いを投げかける。

私は気になる作品を行ったり来たり、四ツ葉の重なり方や数を数えつつ
アーティストに質問。いつも間にか鳥のくちばしの向きも、四ツ葉の
重なり方も、鳥の色もオープンクエスチョンになり、そこにいた
人々で語り合う。

・・・それが哲学か・・・

言葉も語りも一期一会。
自己紹介をしない、明日は会わない人との語りや笑いがとてもスキ。

その言葉、絵、その発想との出会いに、人との語らいに、
自分のなかにある何かと響き合う”発見”にワクワクしに出かけたのかも。

愛おしいね、生きていることが。