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私は、慎重に持って帰れそうな
お宝を探っていました。
軽く蓋のされた
段ボール箱がありました。
それをひょいと中をのぞいた瞬間。
横たわる小さい棒のような裸体…
懐中電灯に照らされたのは、
５０体の裸のリカちゃん…
髪も無残に切られていたと思います。
私は、声にならない声を上げ、
走って逃げ帰りました。
（神様が、意地汚いこと
やめろって言ってるに違いない…）
祟りだと思った私は、
二度と粗大ゴミを拾おうとしませんでした。。。
１年後、粗大ゴミは
シールを貼らないと出せなくなりました。
たまに、粗大ゴミで
使えそうなものがあると、
ドキドキしますが、
拾いたい気持ちを我慢して、
リサイクルショップで楽しんでいます。
今も隣は、リサイクルショップです。
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後日、この話をした同級生には、
「誰が使ったか分らない
布団と洗濯機は無理。
他のものも、誰が、どんな使われ方して
捨てられたか分んないんだよ！
キモイやつが使ってたかも
しれないんだよ。
怖くないの？」
と説教されて、
そこまで考えたことなかった自分に
気づきました。
私、想像力足りないなぁとは思ったけど、
（使えればいいじゃん）
と思っている私もいる。。。