人の心は儚い。

千里千年先の世にあっても
届けと願う想いも、
ほんの僅かなことですぐさま忘れられる。

幾星霜の年月を過ぎようとも、
叶わぬ願いや思いはないものか?
とさえ問い行く。

儚い思いを見届けて、
いつかまた出会うその時まで、
その者がいたことを忘れずにいるのが
人に在らざる者の生き様なのかも知れない。