選択を迫られる分岐点は誰にも来る。
今から5年前のダンロップフェニックスの最終日。
タイガー・ウッズとプレーオフを争っていたハリントンはプレッシャーを感じたのかティーショットを曲げてしまった。
セカンドショットは松の木がスタイミーになる場所から。
安全に横へ出してサードショットにかける選択肢もある。
しかし神のいたずらか松の木の絶妙な曲がりによって、グリーンを狙えと言わんばかりの空間が目の前に。
但し、ライは最悪だ。
海の近くにあるこのゴルフ場、木の下は細かい砂の上に細い松葉が堆積して、ベアグランドよりも難しい。
結論から言うとハリントンは直接グリーンを狙った。
絶妙なコントロールで木の間をすり抜けた球はグリーンに乗り、ハリントンはタイガーに勝った。
過去を振り返って、「あの時、別の選択をしていたらどうなっていたんだろう」と思うことはきっと誰にでもある。
しかし、どんなに時間をかけて考えたとしても、仮定の結果は誰にも分からない。
ゴルフと同じく、人生にもタラレバはないのだから。
