エリック・クラプトンとジェフ・ベック。


そのサウンドも音楽の方向性も全く異なるが、誰もが認めるギタリストだ。


自分の周囲もどちらが好きかで分かれていたが、自分はどちらかというとジェフ・ベック派だった。



クラプトンを最初に好きになったのは、クリームのライブアルバムを聴いた時だったろうか。



レスポール&マーシャルアンプの重厚なサウンドは聴く者を圧倒するものだった。



ストラトやアコギを用いる、最近の彼の渋めの音楽からは全く想像出来ないサウンドだ。




その後、好きになったのがこのアルバム。

☆悠々と急げ☆-51azwdhGKGL._SL160_.jpg



中でも好きなのは、やはり「レイラ」。



この曲の出だしのフレーズを初めて武道館で聴いた時は、鳥肌がたち思わず涙が出た。



しかし、自分が好きなのは曲の後半部分。



スライドギターとピアノの音の掛け合いがあまりにも素晴らしく、言葉では形容し難い。




形容し難いといえば、クラプトンの人生がまさにそうだろう。



私生児として生まれて父親の顔を知らず、ヤク中、アル中、離婚、4歳の愛息子の事故死。



会いたくて会えなかった父親への想いを唄った「My father's eyes」


53階から転落死した生涯唯一人の子供を唄った「Tears in heaven」


いずれも名曲だが、2004年以降はコンサートで歌われていない。



人は悲しみを越えていかなければならないのか


人は悲しみを封印して、前向きに生きていくことが出来るのだろうか。



クラプトンが本当に望んだのは、ごく普通の幸せだったのかもしれない。