最近劇的に多忙なので、しばらくメシネタが
増えてしまう次第である。
この頃朝ごはんをゆっくりできない日が増えてきた。
週2日会社勤めを始めたせいだ。
残り5日のうち2日はバアサンの朝ごはんをしに行かねばならぬから
独りでゆっくり朝ごはんタイムを楽しめるのは3日に減ってしまったのだ。
朝ごはんタイムが1日のうちで最も好きな時間なのだが。
なんとかしたいが当分なんともなりそうにない。
生ハムサンドイッチである。
マスタードピクルスも一緒にサンドした。
美味しそうに見えるように演出してみたが、そうでもないだろうか。
そうでもないとすればそれが正しいのである。
どうもイマイチであった。パンがロクでもなくて。
生ハムはまずまずだったのだが。
生ハムと言えば筆者の連想はスペインに飛ぶことになっている。
海外旅行の自慢だと思われないように言っておくが、
筆者はこの数十年にわたる人生の中で海外旅行を13回しかしたことがなく、
しかもその内5回はハワイで2回はそれぞれグアムとサイパンであって、
1回は香港への社員旅行、さらには新入社員研修でアメリカの大学に行った1回までをも
海外旅行に入れて12回であるからして、英語を商売にしているわりにはゼンゼンなのである。
あ、ま留学はしたけど、そんなわけであるから海外経験については
まったくイバれる筋合いのある筆者ではないのだ。
大昔にスペインに1回ぐらい行った話をするからと言ってイバッていると思わないように。
さて、30年前、ピチピチの筆者は一人でスペインに行ったのだが、
そこで出会った生ハムの美味しさをその後ずっと忘れられぬ。
どんな場末のバルにもハモンと呼ばれる生ハムの塊が
ハダカで天井からつるされていて、ニイチャンがすこぶる器用に
これ以上ない薄切りにそいでパンにはさんでくれるのを
(こんなおいしい食べ物が世の中にあったのか。)
と愛した筆者であった。
大きなパンに激薄の生ハムを挟んだそのサンドイッチの
パンと生ハムの比率は30:1ほどもあって、ほぼパン、といった食べ物なのだが、
ハムの旨味が驚くほど強く、しかも減塩を美徳とする日本と違って無遠慮に塩辛いから
30:1で正解なのだ。
これを2週間の旅行中に何個食べたことか。
あれほどの生ハムにはその後30年で一度も出会っていない。
そもそも日本のはどれもこれもしっとりしすぎていて
(干したろか。)と思うぐらいである。
美味しいのはあるのだろうが、そういうのはバカげて高く、
一枚一枚シートでくるまれプレミアム感満載で売られていたりして、
場末のバルで安くて美味しいハムを食べたことを生ハム原体験とする筆者としては、
バカバカしくて買いたくならないのだ。
しかし、イタリアから輸入されたこの生ハムは安いに似あわずまあまあであった。
もうちょっと乾いていても良かったが。
しかも添加物が全く入っていないと書いてある。
ウラにもそれをウラ付ける記述が:
しかも5%増量中。
せっかくの生ハムだが、パンのせいで不満足な仕上がりであったから、
是非ともやり直さねばならぬ。
食パンと生ハムは合わないに決まっていたのだが、
この日は食パンしかなくて。
今度はバゲットかカンパーニュでやり直そうと思う。
スペインパンというものを売っているのは見たことがないが、
どこかに売っているのだろうか。



