ついに甲状腺乳頭がんと告げられる | 甲状腺乳頭がんになりまして

甲状腺乳頭がんになりまして

2011年いきなりのガン告知。まさに「がーーん!」。でも負けてたまるか!このブログが同じ病気と闘う人たちの役に立てますように…。

隈病院での診察を終えてからは、


ガンだったらどうしよう…という心配はあんまりしてなかった気がします。


とりあえず結果を待って、結果が出てから心配したり


あたふたしたりしようと思っていました。


今無駄に心配するよりその方がいいと。



肺炎の治りがだいぶスローペースだったこともあり


母にはずっと大阪に滞在してもらいました。


1週間後、さすがに帰らなければならなくなり、


私も静養のため、一緒に実家に帰ることにしました。



隈病院からの結果は郵送にて実家に届くよう手配をし、


ついに封筒が届きました。



その時、実家には私一人。息子は近くの保育園に一時保育をお願いしていました。


ついに来たか。そんな感じでした。

ワクワク、ドキドキ。

大学の合格発表を待つようなそんな感じでした。

封を開けると紙が一枚。


せっかくなのでアップしてみます。(まずいところが写ってないといいんだけど…)

甲状腺乳頭がんになりまして

前半の数字はよくわからないので飛ばして、笑

細胞診の欄・・・「左葉腫瘤より乳頭癌を認めます」


うーむ。

左葉ってなんだ?なんて読むの?

腫瘤?って何?なんて読むの?

乳頭癌?って何?

「癌」ってなんて読むの?「ガン」?


多分正常な精神状態であれば「癌」は「ガン」と読めたはず。

でも、このときはこの漢字が「ガン」であることに

なかなか気づかなかったというか、認めたくなかったというか・・・

携帯で「がん」を変換して、「癌」という漢字が表示されて

その漢字とこの用紙の漢字を何度も見比べたのを覚えています。笑


乳頭癌。。。

ってなんだよ~!!!!!なんなんだ~!!!!

ってか、ガンなのか、私!私がガン?!

がーーーーーーーーーーーん。


冗談じゃなくて、ガンって聞いて「がーーーん!」ってなりました。ほんとに。


で、そこからひたすらネットサーフィン。

乳頭癌について調べまくりました。

たくさんの人のブログを片っ端から読んで、これから自分に起こることを予習しました。


調べれば調べるほど、信じられなくてほんとに他人事な感じでした。

夢の中にいるような不思議な感じ。

でも予後がいいとか、(予後って言葉もこのとき初めて知ったし!)

手術したら声が出にくくなるとか、傷が残るとか、入院は1週間ちょいだとか

あ!保険!入ってて良かった~とか、

手術しなくて、先進医療の重粒子線?とかで治療できないの?とか

入院してる間は子供はどうする?病院はどこにするの?

まぁ、いろんなことをぐるぐると考えていました。


そうこうする間に弟がランチ休憩で家に戻ってきました。

妹も登場。


そこで言ってみた。

「ねぇ、私、ガンなんだって。」

さらっと。普通に。


二人の反応が面白かった。

予想以上にドラマっぽくて笑えた。


「ええええええええええええええええええ?」

「はぁぁぁ?!?!まじか?!どうなるん?ねぇ、どうなるん?」


とまぁ、質問攻め。

心配されてるんだなぁって嬉しかった。本当に。

ちょっと悲劇のヒロインになったみたいで嬉しかった。


夜、帰宅した両親にも報告。

同じような反応、でも冷静。


とりあえずネットで得た情報を要約して説明。

すると、母から意外な言葉が。


・祖母も甲状腺がんを持っていたが、本人に告知はしなかった。
 (最終的に別の病気で亡くなっている)

・母は甲状腺の良性の腫瘍を持っている。今も。

・近所、親戚、職場に同じ病気の人が数人いる。


どれも驚き。

甲状腺がんって、遺伝的要素があるからこれは納得の結果だなぁ。

ばぁちゃんがガンを持っていただなんて。

母さんも良性だけど腫瘍があるだなんて。しかも放置してる!って!!!


そして、実はかなりたくさんの人がこの病気になってるって。

驚きだ。。。自分が知らないだけなんだなぁと。


近い親戚のお姉さんもちょっと前にこの病気で手術をしているという情報をゲット。

次の日、そのお姉さんにアポを取り、すぐにそのままおうちにおじゃましていろいろ聞くことにした。

こういう行動力は昔からある方なので、今回も大活躍。


聞いた話をまとめると

・甲状腺の一部を摘出。
・のどのつかえ、飲み込みにくさは今も残るがほかに支障はない。
・声のかすれはない。
・チラーヂンを朝飲んでいる。一生飲み続ける。
・定期的に病院に行ってエコーや採血で検査する。
・手術のあと、おしっこの管が入っていてそれを抜くとき痛いから
 しっかり力を入れておくと痛さが少なくてすむ。(→これはかなり有効!)

傷も見せてもらったけど、言われないとわからないくらいの傷でした。

それまでも数回会ってたけど、首の傷はまったく気づかなかったし。


とりあえず、最近同じ病気になって手術した人に

自分が聞きたいことや不安に思っていることを実際に聞けたっていうがよかった。

かなり不安が減りました。

「怖いよね~。わかるよその気持ち。」って言ってもらえるだけで救われた感じでした。


そして、そのお姉さんと同じ病院を選ぶことにしました。

理由は…
・親戚のお姉さんが手術成功してるから
・病院が実家から近い(車で20分)
・息子を出産している大学病院だから安心感があるし慣れもある
・一応、その分野では有名な先生がいる

大阪で入院・手術となると、息子の面倒を見てくれる人がいないというのもあります。

この病院なら、入院中は息子を保育園に預けても

両親や妹・弟が送り迎えしてくれるから安心。

大阪だと待機児童もいっぱいだし、すんなり保育園に入れられないし・・・。

でも実家のある市だと、待機児童ゼロ。手続きもスムーズです。大阪経由にはなるけど・・・

実家に近いとやっぱり私自身も安心。これが一番でかいかも。


ひとまず、隈病院に行って話を聞いてこなければ。



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