バイクを知らない人に、好きなバイクは?と聞かれると、答えるのは、
ホンダのレーサー系のバイクとしか言いようがないのが辛いところ・・・・
しかも、聞いた当人は、ハーレーで無い事に戸惑いをみせる始末だ。
バイクは昭和の時代では、交通手段の道具と言うよりは、不良を強調するアイテムとして捉われていた様だ。
まあ~・・2輪である事から、危険性は高いのも確かだけど・・・・
日本のバイクは、クルマや新幹線同様に、各メーカーが技術を競い合い、より良いものを消費者に提供する為に、試行錯誤を繰り返し、創り上げた、いわば、
最高の工業製品なのだ。
中学生に頃からバイクやクルマに興味があった俺は、16歳の時に速攻で、普通2輪の免許を取りに行った。
実は中学生の時にはギア付の50ccバイクには、こっそりと乗っていたので、教習所は学科を除いては楽に終わったと思う。
バイクの乗り方を教えてくれたのは、近所に住む大学生だった。
その大学生は、バイクサークルとは名ばかりの走り屋集団に身を置いていた。
大学生は、ホンダの400ccのレーサー系のバイクに乗っていた。そのバイクは、
RVF400

簡単にうんちくを言うと、ホンダがレースで勝つために開発したRVF750通称RC45の400ccモデル。
カムギアトレーン採用DOHCv型4気筒エンジンを搭載。レースで培った技術をほぼそのままフィードバックしている。
まあ・・・・こんなうんちくじゃこのバイクは語れないんだけどね
これは、実際に乗ればわかるんだけど・・・・・
う~ん・・・・・・
強いて言うなら、レーサーじゃない素人が乗っても、ある程度は速く、楽しく走れる!
これが凄さの決め手なのかも・・・・
公道を走るバイクなのに、世界トップクラスのレーサーしか動かせないんじゃ~しょうがないけどね。
でも、高性能を追求すれば、乗り心地やエンジンのフィーリングに癖が付いて乗りづらくなってしまいがち。
それを、解消しているところがやっぱり世界水準のホンダの凄いところだ!
そんな凄いバイクでかっ飛んでいる大学生が、バイクの乗り方を教えてくれたんだ。
そもそも何故?その大学生と知り合ったか?ってところだよね~
ちょうど中学校の通学路に大学生の家があり、仲間と何やらバイクをいじっている姿をちらほら見かけたんだ。
実家なのか?ガレージ付のそこそこ大きい家だった。
・・・だったとか言って、今もあるけど・・・・
そしてその光景を何日も見ていると、何か面白そうだぞ?って興味が湧いてきて、そこに混ぜてもらいたくなって来たんだけど、
さすがに、一人では声が掛けにくいから、いつも一緒に帰っているツレを引き連れて、見学をさせて頂く感じで声をかけてみたんだ・・・・・
すると・・・そのバイク乗り達は、嫌な顔一つせず、いいよ!と一発OKだった。
話しを聞くとそのバイク乗り達は、現役大学生で、バイク乗り達を集めてサークルを作り、この家に時間さえあれば集り、改造をしたり、走ったり、たわいもない話しをしたりしているらしい。
しかし、そこに集まる大学生は、ツーリングライダーと言うよりかは、オラオラ系の走り屋系と言った感じで、普段穏やかそうな人でも、バイクに乗れば魂に火が付く様だ。
家から出て行く時は必ウイリーして行くなど、大学生とは思えない程過激な集団だった。
そして、その家の住人である、RVF400に乗る大学生が、
どうせなら、今から乗り方覚えちゃおうぜ!
そんなあっさりしたノリで、練習をする事になったのだ。
その大学生は、もう一台50ccのバイクを所有していて、確かホンダのNS-1と言うギア付の50ccだったかな?
ちなみにこれも、ホンダのベストセラーバイクの一つなんだ。
ギア付のバイクと言うのもはご存知の通り、発進時にハンドルの左側のクラッチレバーを握り、クラッチを切り、動力を遮断する必要がある。
そうしないと、路面の抵抗にエンジンの力が負けてしまい、エンジンが止まってしまう。
一般に言うエンストってやつだ。
初めて乗る俺は当然ながら、エンストばかりで、全然走れやしない。
大学生はそんな俺の姿を見て、ただ笑っているだけだで、コツを教えてくれやしない・・・
俺は、完全に頭に血が上り、バイク乗るの向いていないのか!と、帰ろうと思ったその時だ、
大学生が、少しクールダウンしろ!
そう言いながら、缶コーヒーを投げて来た。俺は少しふてくされながら缶コーヒーを飲んでいた。
そして、しばらく休憩をしたのち、俺は再トライを試みた。
あれ?
走れたぞ?
そうか!
冷静さを失い、周りを見る余裕がなくなり、上手く行かない動作を何度も繰り返していたのか!
冷静になる事で、色々な視点から捉えられる様になり、上手く行ったのか!
もしかして?この大学生・・・それを見越して何も言わなかったのか?
だと、したら学校の先生より凄いのでは?
・・・例え凄いことでも、免許も持てない中学生がバイクの練習だなんてとんでもない話しだ!
しかし、その時の俺は無我夢中で、そんな事を気にしているどころでは無かった。
それから、頻繁に大学生の家に通う様になり、遂に!
ギアを上げられる様になった。
スピードメーターの針は、30キロを超えた!
たったこれだけのスピードでも凄いしか言いようがない!
この瞬間!
よく何かで聞く、「風になった」瞬間だった。
が・・・・そんな気分に酔いしれている中、郵便屋のバイクにあっさりと抜かれ行く、俺だった。
ホンダのレーサー系のバイクとしか言いようがないのが辛いところ・・・・
しかも、聞いた当人は、ハーレーで無い事に戸惑いをみせる始末だ。
バイクは昭和の時代では、交通手段の道具と言うよりは、不良を強調するアイテムとして捉われていた様だ。
まあ~・・2輪である事から、危険性は高いのも確かだけど・・・・
日本のバイクは、クルマや新幹線同様に、各メーカーが技術を競い合い、より良いものを消費者に提供する為に、試行錯誤を繰り返し、創り上げた、いわば、
最高の工業製品なのだ。
中学生に頃からバイクやクルマに興味があった俺は、16歳の時に速攻で、普通2輪の免許を取りに行った。
実は中学生の時にはギア付の50ccバイクには、こっそりと乗っていたので、教習所は学科を除いては楽に終わったと思う。
バイクの乗り方を教えてくれたのは、近所に住む大学生だった。
その大学生は、バイクサークルとは名ばかりの走り屋集団に身を置いていた。
大学生は、ホンダの400ccのレーサー系のバイクに乗っていた。そのバイクは、
RVF400

簡単にうんちくを言うと、ホンダがレースで勝つために開発したRVF750通称RC45の400ccモデル。
カムギアトレーン採用DOHCv型4気筒エンジンを搭載。レースで培った技術をほぼそのままフィードバックしている。
まあ・・・・こんなうんちくじゃこのバイクは語れないんだけどね
これは、実際に乗ればわかるんだけど・・・・・
う~ん・・・・・・
強いて言うなら、レーサーじゃない素人が乗っても、ある程度は速く、楽しく走れる!
これが凄さの決め手なのかも・・・・
公道を走るバイクなのに、世界トップクラスのレーサーしか動かせないんじゃ~しょうがないけどね。
でも、高性能を追求すれば、乗り心地やエンジンのフィーリングに癖が付いて乗りづらくなってしまいがち。
それを、解消しているところがやっぱり世界水準のホンダの凄いところだ!
そんな凄いバイクでかっ飛んでいる大学生が、バイクの乗り方を教えてくれたんだ。
そもそも何故?その大学生と知り合ったか?ってところだよね~
ちょうど中学校の通学路に大学生の家があり、仲間と何やらバイクをいじっている姿をちらほら見かけたんだ。
実家なのか?ガレージ付のそこそこ大きい家だった。
・・・だったとか言って、今もあるけど・・・・
そしてその光景を何日も見ていると、何か面白そうだぞ?って興味が湧いてきて、そこに混ぜてもらいたくなって来たんだけど、
さすがに、一人では声が掛けにくいから、いつも一緒に帰っているツレを引き連れて、見学をさせて頂く感じで声をかけてみたんだ・・・・・
すると・・・そのバイク乗り達は、嫌な顔一つせず、いいよ!と一発OKだった。
話しを聞くとそのバイク乗り達は、現役大学生で、バイク乗り達を集めてサークルを作り、この家に時間さえあれば集り、改造をしたり、走ったり、たわいもない話しをしたりしているらしい。
しかし、そこに集まる大学生は、ツーリングライダーと言うよりかは、オラオラ系の走り屋系と言った感じで、普段穏やかそうな人でも、バイクに乗れば魂に火が付く様だ。
家から出て行く時は必ウイリーして行くなど、大学生とは思えない程過激な集団だった。
そして、その家の住人である、RVF400に乗る大学生が、
どうせなら、今から乗り方覚えちゃおうぜ!
そんなあっさりしたノリで、練習をする事になったのだ。
その大学生は、もう一台50ccのバイクを所有していて、確かホンダのNS-1と言うギア付の50ccだったかな?
ちなみにこれも、ホンダのベストセラーバイクの一つなんだ。
ギア付のバイクと言うのもはご存知の通り、発進時にハンドルの左側のクラッチレバーを握り、クラッチを切り、動力を遮断する必要がある。
そうしないと、路面の抵抗にエンジンの力が負けてしまい、エンジンが止まってしまう。
一般に言うエンストってやつだ。
初めて乗る俺は当然ながら、エンストばかりで、全然走れやしない。
大学生はそんな俺の姿を見て、ただ笑っているだけだで、コツを教えてくれやしない・・・
俺は、完全に頭に血が上り、バイク乗るの向いていないのか!と、帰ろうと思ったその時だ、
大学生が、少しクールダウンしろ!
そう言いながら、缶コーヒーを投げて来た。俺は少しふてくされながら缶コーヒーを飲んでいた。
そして、しばらく休憩をしたのち、俺は再トライを試みた。
あれ?
走れたぞ?
そうか!
冷静さを失い、周りを見る余裕がなくなり、上手く行かない動作を何度も繰り返していたのか!
冷静になる事で、色々な視点から捉えられる様になり、上手く行ったのか!
もしかして?この大学生・・・それを見越して何も言わなかったのか?
だと、したら学校の先生より凄いのでは?
・・・例え凄いことでも、免許も持てない中学生がバイクの練習だなんてとんでもない話しだ!
しかし、その時の俺は無我夢中で、そんな事を気にしているどころでは無かった。
それから、頻繁に大学生の家に通う様になり、遂に!
ギアを上げられる様になった。
スピードメーターの針は、30キロを超えた!
たったこれだけのスピードでも凄いしか言いようがない!
この瞬間!
よく何かで聞く、「風になった」瞬間だった。
が・・・・そんな気分に酔いしれている中、郵便屋のバイクにあっさりと抜かれ行く、俺だった。