ここ半年の仕事の忙しさと、数年来の慢性的な
寝不足が重なった結果、最近、首とアゴの辺りに
吹き出物が、多く出るようになったので、会社近く
の薬屋の2階にある、漢方専門の診察所
「上海頚松中医院」に行ってきました。

事前に土曜午前に皮膚系のトラブルを専門に
診てくれる先生がいらっしゃると、調べてあった
ので、土曜だというのに、朝早起きして行って
参りました。
 
 
ココ出し!上海へ行く~の巻-kanpo entrance
階段のところにお医者さんの写真がある。
  

8時30分から検診が始まるのですが、せっかくの
土曜日なので、9時半ぐらいに医院に着いたら、
平日にはガラガラの医院が、さすがに週末だけ
あって、すごく混んでいて、結局順番が周って
くるまで、小1時間ほど待たされました。

順番がまわってきて、部屋に通されて中に入ると、
白衣を着たお婆ちゃん一人と、普段着を着た
おっさんが一人座っていて、白衣のお婆ちゃん
先生は、早速ココ出し!を顔を見るなり、
早口で、

あなたは…

辛い食べ物、脂っこい食べ物、しょっぱい食べ物、刺激物、
KFC、マクドナルドとか良く食べるでしょ?睡眠も良くとれて
ないね。 毎晩 夜は何時ぐらいに寝てるの?
(お年寄りとは思えないような早口で、一気に
言われました。多分決まり文句なんでしょう)

だいたい夜1~2時ぐらいに寝ていると答えて、
お婆ちゃん先生は、ココ出し!の首のあたりを
見渡して、そのあと舌を出してと言って、舌の
具合を見て、その後は右手首の脈を計って、
その次に左手首を計りました。

脈を計り終わったら、これまた猛スピードで、処方箋に
漢方薬の薬草の名前ずら~と書き記し、薬草名の
横には分量も書き、薬の用法を説明し始めました。
 
 
ココ出し!上海へ行く~の巻-prescript
かなり大量の薬草が含まれています。
大丈夫かな…。
 
 
説明が終わると「自分で煎じることはできますか?」と
聞かれたので、とりあえず、できます!と答えると、
水を何杯入れて、どのくらいの時間グツグツ煮立た
せるか紙に書いてもらい、処方箋と漢方塗り薬を
もらいました。ちなみにこの塗り薬は、お婆ちゃん先生
特製の「秘方」塗り薬で、名前が印刷してありました。

診察が終わって、処方箋を持って会計で清算を
するのですが、会計のお姐ちゃんが「この分量だったら
30元ぐらいで、こちらで煎じてあげられるけど、いかが
ですか?」と聞かれたので、初めてということもあって、
医院の方で煎じてもらうことにしました。煎じるのに
約2時間かかり、場所もこの医院から歩いて2分
ぐらいの、同じ准海中路沿いの人民坊の中に
漢方の薬草を扱う場所がありました。

昼食をとった後、スタバでダークチェリーモカを
飲みつつ、薬を煎じ終わるのを待ちました。

薬が出来る時間に取りに行って、早速家に
帰って、どんな感じなのか試してみようと
思ったのですが、空腹時に飲んではいけない
と言われていたので、夕食後に試すことに
しました。

 
 
ココ出し!上海へ行く~の巻-lots of kanpo
1日2袋、2週間分の漢方薬です。
1袋お茶碗1杯分ぐらいです。
 
 
ココ出し!上海へ行く~の巻-1pac kanpo
1袋はこんな感じ。 醤油入れではありません。
実際には携帯カイロぐらいの大きさです。
  
 
ココ出し!上海へ行く~の巻-nuri
一緒に処方してもらった、お婆ちゃん先生の
苗字「顧氏」の名が入った塗り薬。 隣りに
「外用」と書かれたものは、この塗り薬に
足していれる粉薬。
 
 
ココ出し!上海へ行く~の巻-kona
エキストラで足していれる粉薬。
怪しいヤクではありません。
 

ココ出し!上海へ行く~の巻-guo
漢方薬を温めているところ。 
 
 
ココ出し!上海へ行く~の巻-owan
お茶碗に入れて出来あがり。 苦そうでしょ?
 
 
「良薬は口に苦し」…。

    
  
まさしく その諺 通りで、薬の味はかなり苦く、
お茶碗一杯の漢方を飲み干すのに、10分
ぐらいかかりました。 飲み干したあと、別に
処方された2種類の漢方の飲み薬を飲んで、
しばらくしたら体がポカポカ温かくなってきて、
気が付いたらソファで居眠りをして、5時間
ぐらい寝てしまいました。

眠りから覚めると、気のせいか、深い眠りに
つけた気がして、すごく気持ちがいい寝覚め
でした。 この寝覚めだけでも、辛い想いを
して苦い漢方薬を飲む価値があると思い
ました。

 
これから2週間、朝夕1回づつ飲まなくては
いけないですが、正直、朝飲む時間があるか
どうか、自信がありません…。

どうしよう…

頑張って飲まなくては…。
  
2週間後ぐらいに、また報告いたします。