コメント的には、ちょっと遅いですが、
北京オリンピックが開幕しましたね!
2008年8月8日の夜は、会社がちょっと気を利かして
特別に午後3時に退社OKになり(実際には6時に
退社しましたが…)、6時半ごろから、ずっと家で
CCTVのオリンピックチャンネルをつけて、歴史的
瞬間を見届けました。
具体的な内容は、皆さんTVをご覧になっていると
思うので、ここでは詳しくご紹介致しません。
それにしても花火の量がすごかったですね~ (画像はsina.comから拝借)
前評判では張芸謀の演出に疑問を持っていた人が
多かったようですが、フタ開けてみたら、五輪史上に
残るような、中国文化を散りばめた、スペクタクルで
驚きもあった名演出だったと思います。
賛否両論ありますが、ココ出し!的には良かったと思う 李寧による
聖火への点火 (画像はsina.comから拝借)
会社で最終の聖火ランナーは誰か?という予想を同僚としていたのですが、
いろんな意見があって、当然この李寧も出てきて、最終的には彼はすでに
ビジネスマンとして活躍しているから、違うのでは?という結論に達した
のですが、見事に外れました。
開幕式の中継が終わった後、CCTVで李寧のドキュメンタリーを放送
していて、彼が1ヶ月前にこの企画を聞かされて、その後夜中に「鳥巣」
で何度も練習をして、苦労していた模様を紹介していました。
最終聖火ランナーの条件にハマって、しかもこの企画を実現できる
人選となると、1984年のロス五輪で3つの金メダルを取った、彼一人
しかいないと思います。ドキュメンタリーを観ていると、李寧はもの
すごく真剣で、金メダリストだけに根性もありました。
スタジアムを一周するのに3分10秒かかるらしいのですが、その間、
数10メートルの高さに吊るされ、しかもの引力に反して、あの姿勢で、
スムーズで滑らかな動きで、空中を駆けるのは、並大抵の事では
ありません。 腰や背中や太腿に相当負担がかかっていたそうです。
3分10秒の練習のあと、1時間の休憩をいれないと、次の練習に入れ
ないほどだった言ってました。
練習はいつも午前2時すぎから早朝まで。
李寧さん、ホントすごい人です。 頭が下がります。
聖火が点火されたあとの「鳥巣」 上方の「巻物」スクリーンには、聖火が
採火されたオリンピアから北京までの道のりの、世界各地の写真が。
(画像はsina.comから拝借)
結局8月8日の夜は、午前1時15分過ぎの張芸謀ら北京オリンピック
開幕式の監督スタッフによるプレスカンファレンスを観て、そのあと2時
過ぎから始まったCCTVのアナウンサーと張芸謀らによるお疲れ様会を
3時ごろまで観てしまいました。
何はともあれ、いろいろと心配された開幕式。
成功裏に終わって、本当によかったです。
ココ出し!的に感動したのは、聖火の点火もそうですが、一番の感動と
言うと、実は選手入場のときに、日本選手団のあとに、台湾(五輪では
中華台北ですが)の選手団が入場して、国家体育場・鳥巣の中国大陸
の観客が、今までで一番大きな歓声で台湾選手団を迎えてくれた事です。
亡き父がずっと願っていた、中国と台湾の平和的統一…
その思いというか、その願いが、ほんの少しだけ、この
瞬間に垣間見ることだできた気がしました。実際には
クリアしなくてはいけない問題がたくさんありますが、
現在続いている友好ムードが、ずっとずっと続いて
欲しいと、せつに願いたいと思いました。
政治的な発言をしてしまってすみません。
純粋に中華民族の平和を願っている、
素直な気持ちを言っただけです。
何はともあれ、残りの開催期間を、皆さんの
それぞれの思いで、楽しんで応援して
行きましょう!!
中国加油!!
がんばれニッポン!!