小説家のヒヨコがつづった物語


 
小説家のヒヨコがつづる物語
  


心地よいスタンダードな音楽をお届けしています。 

                                  まーく拝

   








    いわゆるひとつの言い訳・・・

                

    Youtube は突然削除されていることがあります。お早めにね。



                       短編プロットの無断転用を禁ず )











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I Dont Want To Talk About It



ロッド・スチュアートの大ヒット曲
エイミー・ベルとのコラボですが
バックシンガーも
途中からんでくるサックスも女性で
また、聴衆とのからもみ素敵で
とっても大人っぽいステージになっている








詩人になった猫



どこで生まれたか
記憶がない
けれど
公園で最初に見たママの顔と
最初に飲んだミルクの味は
決して忘れないだろう

一緒に育った
やんちゃな男の子
やさしいのにきつい女の子
尻尾をふまれては
思いっきり甘噛みしてやった

二人は大人になり
どこかへ去っていった
ママとパパは年老いて
僕も動けないくらい年老いた
けれど
誰よりも早く起きて
縄張りを巡回する仕事は
必ず続けている

だらしがない
腰がたたない
手で体をひきずりながら
巡回をしていたら

もういい…

とママが言った
もういい…とママが
僕に言ったから
僕は力が抜けて
気がついたら
虹の橋のたもとに立っていた

渡る寸前
しわくちゃになって泣く
ママの顔が見えた

公園で最初に見たママの顔と
最初に飲んだミルクの味は
いつまでも忘れないよ





答えはいつもどこにある?




子供のころから
下積みの苦労も
金と女の苦労も
して
弟を失い
栄光も
挫折も
手にし
同じ
ステージに
こうして
たどりついて
みれば
変わらぬもの

ハーモニー
という
神の贈りもの

太陽の黄金(きん)のりんご

みたいな
とてもとても美しいハーモニー…













ありがとう、ベス。

近道をした。

いつもは通らない道だ。
今夜は先を急ぐ理由があった。

坂道のさらに上に上がると見晴らしのいい高台に出る。
そこからは町が一望のもと見渡せる。
夜景とはいえ、田舎町、あまりネオンの灯りはないが、遠くの水平線にはイカつり船の青白い光が揺らめいている。

ちょうどてっぺんにさしかかった時だ。
掘られていた穴に足をとられ、足首を捻挫した。
激痛が走りその場にしゃがみ込み、やがて立ってはいられなくなった。

脂汗が流れて、見上げる星空が苦痛でゆがんだ。


「痛い、痛い、でも、こんなことしておられん、おばあちゃんが・・・」 死にかけているの。

急がないと間に合わない。なのにそこから一歩も歩き出せない。
足首がどんどん腫れ上がってきたような気がした。

最悪。こんな場所じゃ、誰も気づかない。


悔しかった。

だって、小さい頃から可愛がってくれたおばあちゃんだのに、その死に目に会えないだなんて。



その時どっからか犬の声が聞こえ、やがて坂道を駆け上がる人の声がした。

「ここだ、ここだ、なしたや、人が倒れてる、あれま、新屋(しんや)の姉ちゃまじゃないかや?」

「うんだ。おら、新屋のもんだ」

「どうした?」

「おらいのばあちゃんな、死にそうだあに、近道しようとしたらば足くじいてしもで、歩けねあんだ、連れていってくり」

「いいども」

男たちが三人がかりで、担ぎ上げて運んでくれた。
新屋に着くと、みなが心配して出迎えた。

「早う、ばあちゃんな・・・息ひきとらすがな」


足を引きずりながら、座敷のばあちゃんのところへかけつけた。ばあちゃんが少しうす目をあけてつぶやいた。

「うな・・・よお・・・来てくったの・・・ありがど、ベス」

その言葉が別れの言葉だった。







運んでくれた男たちは、消防団の若者たちだった。

「おかげで、ばあちゃんな最後、間に合いましたが。おら、ありがとございました・・・」

「なんの、おれら、あの赤犬が来んかったら、あんだが倒れてることすらわがらんがった。あん赤犬に感謝せばなんねでば。うんだ、賢い犬だのお・・・」

「赤犬・・・」 なんて、いない・・・と言おうとして、ふとおばあちゃんの言葉に思い当たった。



ばあちゃんが飼っていたベスだ。

きっとそうだ。

死んだベスが、あたしの居場所を知らせてくれたんだ。



きっと


そうに違いないから・・・












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明日天気になーれ

重い、重い、重い。

今朝も暗いニュースばかりが流れて
お茶の間ではこうして、人の不幸を喜んでいる。
酒の肴にちょうどいいのは、あたしの今の境遇も同じ。

よりによって、結婚申し込んでしまった。
自分から、だ。
女の、自分から。
自分
から
言っちゃったっ、てーの。



どんだけ煮え切らない男なんだよ。
考えさせてくれって、超ド級マザコン男。
ゆうべ帰ってから一睡もせずに深酒、向かい酒の連続だよ。

ああ、ああ、ああ、あたしはさ、行き遅れの年増女だよ。

だけど気持ちは純粋なんだ。少女のまんまさ。
若い男に狂ったって言われてもいい。
あいつが好きなんだもん。

だから、お泊まりのときだって、このアパートでご飯つくってあげたじゃないの?



「もー、うるさいわねー、外、ピーピー、いったいなんなの?」










ぴー、ぴー、ぴー、ぴー ・・・

軽トラがバックしながら、アパートのある狭い路地に入って来た。

そして若い男の声だ。

「ああ、ここ、ここ、このボロアパート・・・」

「なんがボロじゃ・・・こりゃ・・・」 あ・・・


汗だくになった、ガキっぽい笑顔で、軍手で汗をふきながら、あいつが軽トラから降りたってこう言った。


「やっぱ、いっしょになるしかねえよな・・・おれら・・・ははは」







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sent from W-ZERO3

大好きな大好きな  セイント・トーマス



こんな風に遊べたら
幸せだな

人間てみんな
音楽を楽しむために
生まれてきたんじゃないのかな




Sting   とことんいやされる音楽というもの



この曲を聴いて
いやされないという人がいたら
会ってみたいものだ

慌しい日々に
わずかな時間をさいて
この1曲を味わう

なんと贅沢な時間だろう
スティングとともにある
この
豊かな時のながれ





不思議な少年

この子のまわりはブラックホール。

なぜかっていうと、少年は好き嫌いが激しいから。
ちょっとかんに触ると、いつもこうだ。

消えて・・・

だから周りがみんな消えている。

まるで雨雲を集めて従わせているみたいなかっこうだ。
ときどきぴかぴかごろごろ音がする。

気にしすぎるからお腹がくだってるみたいだ。

あるとき少女と出会った。
少女は笑って、

あなたの周りからみんな消えたらどうやって生きるの?

と質問した。

そんな意地悪なら消えて・・・

しかし少女は消えなかった。
そしてずっと笑っている。
少年はぷりぷり怒って、

こんな消せなくなった自分ならいらない・・・

と言った。

すると、身体が、まるで消しゴムで消されたみたいになくなってしまった。

真っ黒が全部になって、少年も周りもみんな消えてしまった。

かわいそう・・・

少女はつぶやいた。




生まれて。。。




少女がつぶやくと、泣きわめきながら少年が姿を現した。ひくひく言いながら少女に謝ると、少女は言った。

よかったね。。。

あなたはさっき生まれかわったのよ。。。


確かに少年の周りから真っ黒な雲が消え失せて、すっきりした空気が漂っている。

おまけに頭上には虹がかかっていて、キラキラ輝いていた。







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sent from W-ZERO3

つぶやき短歌

1分間

返事なければ

「無視」

という

子供のメールの

ルールの

怖さ・・・









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真夏の夜の夢   ユーミンブランドの最たる曲






骨まで
溶けるような
テキーラみたいな
キスをして…

夜空も
むせかえす
激しいダンスを
踊りましょ




最後はもっとわたしをみて…



  



映像が鮮明ではないが
ユーミンのステージの楽しさ
激しさ
優雅さ
らしい声
らしい表情
らしいノリ
が感じられるクリップになっている

なんとなく好きな曲
なんとなく元気になれる曲

この不思議さはやはり
ユーミンの勉強熱心からくるんだろうと思っている



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