約2年ぶりレッイビー新聞を復活させました。 | letitbe55のブログ

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私は名古屋で訪問介護と配食の事業所を経営しています。皆さんの協力で寝たきりの母を12年間介護してきました。介護で学んだこと、政治や世の中のこと書き込んでみます。

記事の一つをご紹介します。

要介護の幸せと自由

政府自民党が政権を握り景気がよくなり、給料も上がるだろうと思った国民が大方かもしれないが、株価が上がっただけで格差はより深刻になっています。2年前にこの新聞で「基礎年金の支給額が6万~7万円で、生活保護が認められず、基礎年金だけで月々の生活費をやりくりしなくてはならない方が増えるのは確実である。その方々が要介護になっても、その金額は変わらない。」と書きましたが、予想は的中してしまった。

敗戦の日本では、生活必需品を始めあらゆる物資を量産することが必要とされた。まだ大量生産や大量流通の技術やシステムが確立されていなかったから、多くの物資の生産や流通は町中の工場や商店で行われていて、町の住人の多くはそこで働くことが出来た。

しかし、そこでの生産や流通は現在の大量生産大量流通よりコストが掛かったので、町中の工場や商店は姿を消してしまった。買い物は、個人商店に代わって出来たスーパーになって、少しばかり安い品物を手に入れることが出来るようになった。

だが町中のスーパーが繁盛する時代は長くは続かなかった。自家用車を持つことが当たり前になった頃からは、少し遠い大型ショッピングセンターが売り上げを伸ばして、町中のスーパーの大半が姿を消した。だから、このあたりの商店やスーパーはなくなり、ついでに町工場もなくなりコンビニがやたらと目立つ町になった。これが、便利で幸せになったのだろうか?

今年7月ブータン王国の国王夫妻が来日したときに、「国民総幸福量」と言う言葉が話題になった。ブータンは世界の最貧国のひとつで、所得やGDPのような尺度では下位にランクされているが、そのことと、国民が幸せかどうかは別の問題と言うことらしい。私もこのことには、深く考えさせられた。それに、ブータンの農村風景の写真を見る限りでは、日本の山里と似たものがあるのには驚いた。寺

しかし、今の日本とブータン大国ではあまりにも条件が違う。今の日本が農業を中心にした、自給自足の国になるのは出来そうもない。

では、政権が代われば日本はよくなるのか?そんなに簡単な話でもなさそうだ。きっと、日本の国民一人一人が生き方を考え直さねばならない曲がり角に、日本は差し掛かっているのだろう。子供

さて、この仕事をしていて、要介護の高齢者はお金が沢山あれば幸せかと言うと、それはまったく違うことに気が付いた。人間若いころは、欲しい物もやりたい事が多いし、またそれを楽しむ体力がある。

しかし歳をとれば、体力がなくなるし、食べるにしても少量になってしまう。だから、お金を使うにしても限度が出てくるから、ある程度使えるお金があれば、大体の場合は十分のようだ。それで、今の体力や精神力で出来る、やりたいことが出来ればそれが幸せだろうと考えることにした。他人に迷惑を掛けなければ、それでいいのだろう。

居宅で生活を続けるか、それとも施設などに引っ越すかは利用者さん本人の自由である。居宅には居宅生活のよさもリスクもある。それは施設や集合住宅も同じだ。ただ、ご家族は施設や集合住宅の方が安心と考える。

何にしても、リスク覚悟で居宅で暮らしたいと願う利用者さんや事情で施設や集合住宅に入れない方が居宅生活を続けることになる。

その中で、利用者さんの話を十分聞き、利用者さんの生活の仕方を理解し、限られた予算の中で利用者さんの健康と幸せを実現することをサポートするのが、私たちホームヘルパーの仕事だ。

だがここ数年その限られた予算が、どんどん少なくなってきた。

しかし、そう簡単には「この予算では、出来ません」とは言えない。

無い知恵を振り絞って、経費を節約し、より効率的なサービス法や時間配分を考え、毎日の仕事に励んでいる。八百屋

そんな当社に、「そこまでする必要はない」と言う知人もある。だが、出来るところまでやって、出来なくなっても、なんとか出来る道が見つかると楽天的に考えている。

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