先生と日本人スタッフの方が診察室から出て行くと、香港のスタッフの方が診察台から降りるのを手伝ってくれます。
そして診察台から降りて服を着ると、診察室からは出て別の個室に案内されます。
個室で座って待っている間、別の部屋で先生と日本人スタッフの方が話されている声が聞こえました。
少しすると、日本人スタッフの方がいらっしゃって超音波の診断内容を説明してくださいました。
説明では卵巣腫瘍(子宮内膜症)があること、また排卵障害気味かもしれないということを伝えられました。
腫瘍は今の段階では取らなくてもいいけど、取る方法としては①体外受精の採卵の際に一緒に摘出する方法と、②手術をする方法があると伝えられました。
そして卵巣腫瘍が稀に癌の可能性があるので、血液検査をしますと言われました。
排卵障害については血液検査でAMH(アンチミューラリアホルモン)値を確認しますと言われました。
この時とても落ち込み、モヤモヤしたのを覚えています。
こちらの病院は忙しいからか、説明が丁寧とは言えません。まず専門用語の説明がありません。患者が事前に知識をつけてくることが前提とされているかのうように説明を端折られます。
そして説明が分かりにくいです。「癌の可能性がある」のに「腫瘍を取らなくてもいい」と言われ、でも腫瘍を取る方法が2通りあると説明を受けて全く頭の整理がつきませんでした。
私が「腫瘍を取らなくてもいいというのはどういうことですか」と聞くと「手術をすると少なからず卵巣を傷つけてしまうので、今の腫瘍の大きさでわざわざ摘出するのはおすすめしないという先生の判断です」と説明を受けました。
この病院の難しいところは、その場で先生と話せないということです。
そして日本人スタッフの方は先生でも看護師さんでもなく、本業は培養士さんです。培養士さんの本来のお仕事の領域を大きく超えてお仕事をされていると思います。
本来は先生が診断・説明をして患者から質問があった場合に答えるべきことを培養士さんが代わりに日本語で説明・対応してくれます。説明を受ける際には先生はその場にいませんので、質問に対しては日本人スタッフの方が答えることになります。
悪気はなくともここに日本人スタッフの方の個人の考えが入ることで先生との話の辻褄が合わなくなることを私は後々実感していくことになります。。
ちなみに、こちらの病院では外部の通訳の方を連れて来院することを禁止しています。個人的には純粋に通訳の方を入れて先生と面と向かって話をした方がコミュニケーションはスムーズになると思います。