こんにちは。

 

僕に関してはこちら。

 
今日は先日訪問の叶ったお好み焼き×ワインのお店へ。

ってことで、
こちらは飲食の世界でも

「来阪時には行くべし!」
と、ワイン好きやフーディー(食への感度が高い人)にも名高いお店でして、
この度、想いが通じてやっと行くことが出来ました。

この特徴的な店舗ビジュアルは分かりやすいですよね。笑
 
事前に電話で21時で席を押さえてもらいました。
 
店内はさほど広くはないですが、
程良い空間とワインセラーに鎮座するワインたちが
遠目からでも片っ端から開けたいって思っちゃうものばかり。
 
一軒目は別で飲んでましたが
まだまだ飲み足りない、お腹もまた空いてきたってことでボトルをチョイス。
日本ワインもほんとに良いワイナリーのラインナップばかりで
悩みましたよねー。。
 
そんな中でのセレクトは
富山のセイズファームさん。
 
このセイズファームのある氷見周辺は魚介も美味しくて、
近年のローカルガストロノミー(地方の美食)でも注目の地域の一つで、
料理も洗練されたモノを提供されるお店が増えてますが、
こちらのワインも洗練された味わいです。
 
とても綺麗で凛とした味わいのワインを作られていて、
全国にファンもたくさんいらっしゃいますねー。
 
今回はそんなセイズファームさんのロゼ。
シュワシュワはもう要らないけど
仕切り直しで口の中をすっきりさせたいってことで。
 
ロゼワインはぼちぼち赤ワインの副産物的に作られますが、
こちらはブドウ栽培からロゼを作ることをゴールに作られているんですね。
メルローを主体に計3種類の黒ブドウのアッサンブラージュ。(=ワイン用語でブレンドという意味です。)
 
このロゼもちゃんとセイズファームさんのイメージ通り、
綺麗で凛とした味わい。
 
キュートな可愛い子ってよりも
余韻までエレガントな辛口なので、
人気子役のような品のあるお嬢様って印象です。
 
どんなシチュエーションにも料理にも合うだろうなーと。
 
 
そんなこんなでワインが美味しくて話も弾んでいると
そして料理も運ばれてきましたよ。
焼いたカマンベールにワサビをちょん、
海苔で巻いてピンクペッパーでアクセント。
 
地味な感じなんですけどね、
これが一口食べたら何個も食べたくなるキャラしてるんです。
海苔のヨード感と(ってワインで言ったりするんですけど)
魚介と相性の良い氷見のワインとの相性も言わずもがな。
 
こちらは秀逸。最近の言い方だと優勝ってやつですね。
 
とんぺいならぬようへい。
羊平です。
しかもゴロゴロとカレーとかに入ってそうなサイズ感でたっぷり。
 
これはね、パクります。家で再現してみよう。
最高でした。。
厚切りなレンコンのステーキ。
醤油の香ばしい香りが素敵。
食感と旬な味わいが無敵。
これも真似しよう、
ってか週一ペースで蓮根さんにはお世話になってたこの冬でしたが
厚切りれんこんは旨い。
なんてことはないポテトフライ。
手切りでしょうねー、この細さは。
たぶんさっとお湯とか通したのかなー?
一度火が入ったような食感と甘味で
なんてことはない脇役だけど、やっぱりテーブルには居てて欲しい絶妙な存在感。
 
薄焼きってやつですね。
中身は忘れました。
でもカリっと感と気軽な食べやすさから
休みの前の日はここ最近家で練習してます。
中身忘れたけど、美味しかったから。
この時点でセイズさんは半分以上飲んでて日本海から外洋に渡る感じでしたねー。
 
ってことで赤飲もうとなってこちら。
重いのはもうしんどいし、ヒツジを目の前にしたら
提案されたワインの中から
同席メンバーみんな、こちら同意見。
 
モルゴンはいわゆるボジョレーです。
ガメイという黒ブドウから作られます。
 
その中でもヌーヴォーが新酒なら、
村の名前の付いたモルゴンはクリュ・ボジョレーという規程に入っていて、
それなりの飲み応えと品質もお墨付きされています。
 
熟成も割と長くイケて、
長期熟成可能なモルゴンは良いブルピノにも(=ブルゴーニュのピノ・ノワール)
負けず劣らずです。
 
ボジョレーという地区は一応ブルゴーニュ地方に数えられるので
アレなんですが(どれ?!)
ブルゴーニュと書いてればピノ、ボジョレーならガメイって感じで品種が分かります。
ピノより酸味は穏やかなのと、
親しみやすいフルーティーさとどことなく垢抜けない感じなのが
ワインファンの心を掴んで離さないんですねー。

安い軽いのボジョレーのイメージとは全然違うので
機会があればぜひ村名の付いたモノを試してみてください。(クリュ・ボジョレーは10の村が認定されています。)
 
「モルゴンか他にもクリュ・ボジョレーってありますか?」
みたいな感じで尋ねてみると良いかもですねー。
 
っと、長くなりました。
話を戻してこちらのジャンフォワイヤールさん。
自然派といわれるワイン作りを行う方で、
そんな作りのこの地域を代表する作り手さん。
 
自然派に共通するのが、亜硫酸という酸化防止剤が無添加か極力少ないか。
この利点は、翌日まで後を引かないとか頭痛がしないとかではないんですね。
(それらの原因はアセトアルデヒドと言われる成分。つまりただのアルコールの許容量オーバー。チェイサーも足りてないかもですね。)
 
酸化防止剤はその名の通りに酸化の防止なので、
これが入っていないということは
空気に触れるとどんどん味わいに変化が出てくるということ。
なので状態に問題が無い場合なら、
開けた瞬間から香りが溢れてくるだろうし、
鮮やかな果実感や柔らかい口当たりが楽しめます。
でも酸化の進行スピードと味わいの許容量(美味しいって感じていられるピーク)のバランスが過ぎたり、
開けるまでの間に目には見えないやんちゃな微生物が悪さをしていた場合は
一気にこちらまでシュンっとさせられてしまいます。
なので、そういうポリシーのワインは美味しいうちに飲んじゃいましょう。
 
あ、一応もう一点。
酸化防止剤にはそんなやんちゃな子たちを大人しくさせるという役割もあるんですね。
でもワインの味わいはそれらが入っていないものよりも
酸素との馴染みがゆっくりなので、
自然派のような開けたての感動は少なめです。
で、実際にそのワインが若いほど(リリース時期から近いほど)
それら添加物の匂いやエグミみたいなモノ、固さを感じます。
 
とはいえ、
その酸化防止剤を扱った作り手さんや一部のソムリエさんにしか分からないと思いますが。(一般的に扱うことってないですもんねー)
 
ちなみにワイナリーでは洗剤や漂白剤は使えないので、
醸造容器などの洗浄、滅菌は亜硫酸を使用することが多いことはあしからず。
 
。。。
 
気がついたらまた話しが遠いところに。。
 
ジャンフォワイヤールさんはつまり、
とても美味しいボジョレーのガメイを使った
モルゴン村を代表するポリシーのある作り手さんで
 
僕らのこの日開けたワインは
ついつい脱線しちゃうくらいに美味しくて
思い出したら良さを伝えたいって気持ちが溢れて余計な長文になってしまったってことです。
 
このお店のワインの値付けも良心的で、ありがたやー。です。
 
酸化防止剤とかワイン作りのこだわりなどについてはまたいつか書くとして、、
 
 
冷めないうちに食べなあかん。
定番豚玉。
キャベツ甘いーー!ふわっと。
ソースがなんか違う。
 
シメはこちら。
ソース焼きそば。
もちっとしてて、
掛かっているソースが濃すぎず、疲れない。
 
あー、楽しかった。
ワインもみんなの目がキラキラしちゃうくらい良いラインナップ。
アルコール飲まない人お断りって強気なこだわりが理解できるくらい、
料理もワインを飲ませる味わいと構成。
 
ワイン飲む人だけ来て欲しいってハードルの高さはあるんですけど、
飲まない人はワインをたくさん飲む人に連れて行ってもらうと良いかもですね。
 
 
ってことで長くなりすぎたので
最後は淡白に終わらせます。
 

そんなこだわり満載のワインはこちら。

ワインで感動を得たい人はぜひお試しあれ。

 

小ぶりで扱いやすいこちらのグラスがおすすめ。

 

エレガントなガメイやピノにちょっと良いグラスを合わせたいならこちら。

プレゼントにも有りですね。

 

たまに行く仲間との外食も「豊かな時間」。
ちゃんとしたお店で飲むワインは家で飲む同じワインよりも
なんだか美味しくなる魔法に掛かっちゃって良いですよねー♪